ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成18年6月13日号(通巻723号)


◎イギリス食品基準庁、バーベキューの際の衛生上の留意点を公表(full story)

【ブリュッセル駐在員 和田 剛 平成18年6月7日発】 イギリス食品基準庁(FSA)は6月6日、夏のバーべ
キューシーズンの到来を控え、また本年はサッカー・ワールドカップを観戦しながら多くの人がバーベキュ
ーを楽しむことが予想されることから、バーベキューの際の食中毒事故の防止に向けた衛生上の留意点を公
表し、注意喚起を行った。

◎米国食肉輸出連合会(USMEF)、定期会合を開催(full story)

【ワシントン駐在員 犬飼 史郎 平成18年6月7日発】米国食肉輸出連合会(USMEF)は5月24日から26日の
日程でネバダ州ラスベガスにおいて定期会合を開催した。セング会長は「食肉輸出の将来見通し」について
講演を行い、米国の食肉輸出の将来には関係者の輸出に関する意識の向上が不可欠との考え方を示した。

◎DA、「豪州の酪農乳業の現状と見通し」を発表(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 井上 敦司 平成18年6月7日発】デーリーオーストラリア(DA)は先ごろ、2006年の酪
農乳業の現状と見通しを発表した。これによると、豪州の酪農家は2002/03年の大干ばつで大きな被害を被っ
たが、この2年間の国際乳製品価格の上昇により、経営に自信を回復してきているとしている。しかし、酪
農を廃業する者も多く、その結果、豪州全体の乳牛飼養頭数が増加せず、生乳生産量は増加していない。今
後も生乳生産の伸びはわずかにとどまるものと見込まれている。

◎APEC鳥インフルエンザ会合を開催(ベトナム)(full story)

【シンガポール駐在員 林 義隆 平成18年6月7日発】 ベトナムでは、2004年1月に鳥インフルエンザ(AI)
発生が確認された後、家きんの殺処分とともに国内全土の家きんに対するワクチン接種が実施された。
 こうしたワクチン接種および生産者などに対する広報活動が功を奏し、今年に入ってから現在まで、AI
の発生は報告されていない。
 ベトナム政府によるAI対策は、世界保健機関(WHO)などから評価され、5月4日から6日にかけて
ベトナムのダナン市で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)の鳥インフルエンザ閣僚会合などにお
いて、その対応が紹介された。

◎パラグアイ、トレーサビリティ導入などで牛肉輸出を拡大(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 横打 友恵 平成18年6月7日発】EU地域への主要牛肉輸出国となるため、EUの要
求に応じ、拡大メルコスル加盟国は個体識別システムの変革過程にある。パラグアイについても同様に2004
年5月5日付け政令第2504号により輸出向けと畜牛の識別および原産地証明を保証するトレーサビリティシ
ステム(SITRAP)が創設された。農牧省(MAG)がシステムの機能と管理を担当し、パラグアイ農牧協
会(ARP)が実施機関と定められ、パイロットプランが始動している。




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