◎欧州委、2020年までに再生可能エネルギーのシェアを20%に設定 (full story)【ブリュッセル駐在員 山ア 良人 平成19年1月17日発】 欧州委員会は1月10日、地球温暖化防止とEU のエネルギー確保、競争の促進を目的としたエネルギー分野全体での新たな政策パッケージを提案した。 農業分野が関係する再生可能エネルギーについては、2020年までにエネルギー全体の20%のシェアまで これを引き上げることを目標としている。また併せて、同年までに、輸送に利用される燃料の最低10% をバイオ燃料由来とすることを目標に掲げている。
◎米国農務省、燃料用向けトウモロコシ需要は大幅増の見込み (full story)【ワシントン駐在員 唐澤 哲也 平成19年1月17日発】コリンズ米国農務省(USDA)首席エコノミストは 1月10日、米上院農業委員会の公聴会において、2007穀物年度の燃料用エタノール向けトウモロコシ需 要は、2006年度見込みの5,461万トンから2,540万トン(10億ブッシェル)増の8,001万トンとなる見込み であるとした。一方、米国の環境シンクタンクは、同需要は2008年度には、2006年2月のUSDA予測 を2倍以上上回るとし、トウモロコシ供給の急激なひっ迫を示唆しているが、全米トウモロコシ生産者 協会などは、米国のトウモロコシに対するすべての需要は、今後とも十分に満たされることを強調して いる。
◎牛以外の家畜でも個体識別制度の整備進む(豪州) (full story)【シドニー駐在員 井田 俊二 平成19年1月18日発】 豪州における牛の個体識別制度(NLIS)は2005 年7月に義務化されているが、牛以外の家畜についても個体識別制度の整備が進められている。クイーン ズランド(QLD)州では2007年1月1日、他の州および地域に先がけてすべての羊について個体識別 制度の義務化を開始され、さらに、QLD州以外でも2009年1月1日から義務化される予定である。ま た、2006年7月に導入された豚の個体識別制度については、2007年1月1日から完全実施に移行している。