ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2009年 > トウモロコシと小麦の輸出数量に関する規制を撤廃(アルゼンチン)
Q1 | 輸出数量制限はなくなったものの、両品目の国内供給量が不足した場合は流通業者が供給するなど、実質的な変更はあまりないと思うが、どのように評価するのか。 |
A1 | 条件付きではあるが、船積みの開始の時期撤廃により、恒常的に輸出を行うことができるようになったことが評価できる。また、発言権は実質ないが国内需給管理審議会に参加できる(どのような議論を行ったのかを公聴できる)ようになったことも評価できる。 |
Q2 | 今後のトウモロコシおよび小麦の輸出への影響について、どのように考えるか。 |
A2 | トウモロコシおよび小麦の生産については、両品目よりも収益が高い大豆生産にシフトしていることや一部地域での干ばつが続いていることなどから、減少見込みである。ただし、トウモロコシについては、最近の降雨により状況は多少改善された。また、国内供給不足時の輸出業者のリスクを考えると、実際に輸出に向けられる量はそれほど多くないのではないか。生産量が伸びなければ、輸出量も伸びない。 |