ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年4月1日号(通巻284号)


EU、加盟国等の食品価格比較調査結果を発表(full story)

【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 3月27日発】 EU統計局は、このほどEU
15カ国および周辺4カ国を対象に実施した食品価格の比較調査結果を発表した。
「食品総合」を見ると、EU15カ国の中で消費者価格の最も高い国はデンマーク
で、反対に最も安い国はポルトガル、ギリシャとなっており、両者の価格水準には
約6割の開きがある。


シカゴ商品取引所、5月からチーズ取引開始(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 3月27日発】 加工原料向け生乳の基本公式価 格(BFP)の価格形成には、全国チーズ取引所(NCE)のチーズ取引価格が 参考とされてきたが、これに代わってシカゴ商品取引所(CME)が5月に現物 取引を開始することになった。これによりNCEは、その役割を終えることにな る。
豪州、食肉関係団体再編案に対する批判続出(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 3月26日発】 3月18日に、アンダーソン第一 次産業大臣が発表した食肉関係団体(特殊法人)の再編案は、大方の関係者の期待 を裏切る形のものとなったが、これに対する批判が続出し、今後の組織体制の細部 調整は難航が予想される。
シンガポール、台湾産豚肉の輸入を一時停止(full story) 【シンガポール駐在員 山田 理 3月26日発】 シンガポール第一次産品局 (PPD)は、台湾での肉豚の口蹄疫発生を受けて、台湾産豚肉および豚肉関連 製品の輸入を一時停止したことを明らかにした。しかしながら、他の東南アジア 諸国では、台湾産豚肉は、輸入されていないことおよび自国が口蹄疫汚染国であ るため、日本への豚肉輸出の可能性がないこともあり、今のところ、各国政府、 養豚業界とも目立った動きは見られない。
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