ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年11月25日号(通巻317号)


オランダにおける豚飼養頭数削減計画(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 11月20日発】 オランダ政府は、このた
び、今後の豚の総飼養頭数を25パーセント削減することを目的とした法案をま
とめた。しかしながら、これに不満を持つ豚生産者団体等は、削減期間の延長等
を含めた代替案を提示した。


米国農業団体、ファストトラックの延期に失望(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 11月20日発】クリントン大統領は、議会から
の十分な支持が得られないとして、ファストトラック法案の下院での投票を延期す
る旨を表明した。これに対し、ファストトラック法案を支持していた農業関係団体
は、強い失望感を示すとともに、引き続き、同法案の議会通過を支持していく旨を
表明した。


豪州:食肉検査制度改革に危険信号(full story)

【シドニー駐在員 鈴木 稔 11月20日発】 豪州連邦政府は、現在、危害分析重
要監視点(HACCP)方式の導入、各企業の職員による検査を柱とする食肉検査
制度の改革を実現すべく、従来の連邦政府検査から民間検査へ移行させるためのト
ライアルを進めているが、先頃、米国農務省は、このシステムで検査された食肉の
輸入は認められないとの見解を公式に表明し、豪州の食肉検査制度の改革に危険信
号がともった。


シンガポールのスーパーで黒毛和牛肉を販売(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 11月20日発】  シンガポールのスーパー
で販売されている牛肉は、米国、豪州、ニュージーランド産の冷凍牛肉がほとんど
であるが、日系スーパーで日本から空輸された冷蔵和牛肉の販売を開始した。価格
では他国産の牛肉に比べて高い和牛肉が、シンガポールの家庭に受け入れられるか
注目される。


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