ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年9月16日号(通巻355号)


ロシア経済危機で懸念されるEU畜産物への影響(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 9月10日発】EUでは、8月中旬に発生したロ
シア通貨(ルーブル)下落によるロシア経済危機により、今後、EU農畜産物市場へ
の影響が懸念されている。近年、EUではロシア向け畜産物の輸出が増加しており、
主要な輸出先となっている。


USDA、食肉の水分保持に関する規則案を公表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 9月10日発】米農務省(USDA)は9月4日、 食肉および家きん肉の水分保持に関する規則案を公表した。今回公表された規則案は、 枝肉の洗浄、冷却などのと畜またはと鳥後の処理過程で家きん肉に保持される水分の 量を制限することにより、家きん肉にも食肉と同等の取り扱い規則を適用しようとす るものである。
豪州の肉牛飼養頭数、減少局面へ(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 9月10日発】このほど、豪州統計局より98年3 月31日時点の肉牛飼養動向調査が発表された。これによると、豪州全体の肉牛飼養 頭数は、前年同期比0.5%減とわずかな減少にとどまったものの、これまでの雌牛 のと畜水準等からすると、今後の肉牛飼養頭数は減少傾向にあるとみられている。
マレーシア養豚産業の現状と課題(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 9月10日発】最近のマレーシアの養豚は、農 家戸数、飼養頭数および生産数量が減少傾向で推移しているものの、農家販売価格は、 96年および97年の2カ年好調に推移した。しかし、今後強化される環境規制は、 同国の養豚産業の拡大にとって大きな課題になるものとみられている。
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