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週報「海外駐在員情報」

平成15年11月4日号（通巻601号）

ＥＵ委、2002/03年度生乳供給量を公表(full story)


【ブリュッセル駐在員　山﨑 良人　10月29日発】 ＥＵ委員会は10月23日、2002/03
年度（2002年４月～2003年３月)のＥＵ加盟15カ国の生乳供給量の速報値を公表した。
これによると、生乳生産割当枠（クオータ）に対する生乳供給量は、89万4,111トン
超過し、課徴金は３億1,854万ユーロ（約401億４千万円：１ユーロ＝126円）になっ
た。最も多い超過となった国は、イタリアで、前年度を約23万トン上回る61万８千ト
ン、課徴金２億２千万ユーロ（約277億４千万円）とＥＵの超過全体の72.5％を占め
た。

米生乳団体、自主的な生乳生産削減プログラムを始動(full story)

【ワシントン駐在員　犬飼　史郎　10月29日発】 米国最大の生乳生産者団体である全
国生乳生産者連盟（NMPF）が自主的な取組として開始した生乳削減プログラム（CWT）
は、過去にない低水準の乳価により、これに苦しむ生産者の自発的な参加が誘発され
たこともあり、当初の計画をほぼ達成する形で始動した。 NMPFは最近の乳価の回復に
ついて様々な要因が挙げられるが、CWTもその１つであるとしている。

食肉処理業者、トップ25を発表（豪州）(full story)

【シドニー駐在員　井上　敦司　10月29日発】 豪州食肉家畜生産者事業団（ＭＬＡ）
はこのほど、月刊誌「フィードバック」の中で、牛肉と羊肉の年間出荷重量を基準に
、2002年の食肉処理業者トップ25を発表した。同誌によると、2002年の食肉処理業者
トップ25社の年間食肉出荷重量は194万５千トンとなり、豪州食肉処理量全体の71％
を占め、上位10社中７社が前年の出荷重量を上回る結果となった。トップは引き続き
オーストラリア・ミート・ホールディングス社で、牛肉の出荷重量でみると豪州全体
の24％を占めた。

フェスティバルシーズンの到来(シンガポール)(full story)

【シンガポール駐在員　斎藤　孝宏　10月29日発】　東南アジアの多民族国家の複数
の国では、それぞれの民族の習慣や宗教による休日があり、それらは特に１０月から
次の年の２月にかけて続く。食肉消費もそれに伴って増加する傾向がある。特に、シ
ンガポールでは、消費するの食肉のほとんどは輸入に依存しており、今年は原産地価
格の上昇に加えシンガポールドルが弱含みで推移しているため、末端の小売価格が上
昇している。

ブラジル南部パラナ州がGM作物の栽培、販売などを禁止(full story)

【ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ駐在員　玉井　明雄　10月29日発】  マットグロッソ州に次ぐ国内第２
位の大豆生産州である南部地域のパラナ州で10月14日、同州における遺伝子組み換え
（GM）作物の取り扱いに関する条例案が州議会で可決され、レキオン州知事が10月27
日これに署名した。同条例は、パラナ州で食料、家畜用飼料に向けられるGM作物の栽
培、輸入、加工および販売などを禁止するとともに、国内最大の大豆輸出港である同
州パラナグア港をGM作物の輸出または輸入のために使用することを禁じるものである。

週報「海外駐在員情報」

平成15年11月4日号（通巻601号）

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