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週報「海外駐在員情報」

平成17年8月2日号（通巻683号）

◎英仏、ニューカッスル病の診断で共同調査を実施 (full story)

【ﾌﾞﾘｭｯｾﾙ駐在員 山﨑 良人 平成17年７月27日発】 英国環境・食糧・農村地域省（ＤＥＦＲＡ）およびフランス
農業漁業省は７月19日、英国で発生が確認されたニューカッスル病に関して共同で疫学調査を実施したことを発
表した。英国での感染源として、発生農場がフランスの農場から輸入した鳥が推測され、両国での疫学調査を実
施した結果、フランスでの農場が特定された。フランスでの農場では、同病の疑いが高く、また、病気のまん延
を防ぐために、確定診断を前に同農場の鳥をすべてとうたしている。

◎米国農務省、ＢＳＥの疑いのある症例を検査 (full story)

【ﾜｼﾝﾄﾝ駐在員 犬飼 史郎 平成17年７月28日発】 米国農務省は７月27日、ＢＳＥの疑いのある牛の検査結果に
ついて未確定の検査結果を得たことを公表した。今後、追加的な免疫組織化学検査を実施し、来週中には最終的
な結果が得られる見込みである。

○米国下院、米・中米自由貿易協定を承認

◎ＮＺフォンテラ、生産者の株取得義務をより柔軟化 (full story)

【シドニー駐在員 井上 敦司 平成17年７月27日発】 ニュージーランド農林業省は先ごろ、ニュージーランド(Ｎ
Ｚ)の農業および林業の現状と将来展望（ＳＯＮＺＡＦ）2005年版を発表した。その中で、フォンテラの資本構成
の見直しやＮＺの乳業動向などについて述べている。フォンテラは生産者からの生乳の確保を容易化するため、
生産者の株取得義務の緩和や生乳生産ピーク時対策として価格政策を導入するなど新たな政策を打ち出した。実
施は2006年６月からとなる。

◎大幅に増加した豚の生体輸出（タイ）(full story)

【ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ駐在員 斎藤 孝宏 平成17年７月28日発】 タイの豚肉価格は、鳥インフルエンザ発生によって代替需
要が発生したため、2004年の３月から５月にかけては小売価格で１キロ当たり100バーツを超える水準まで上昇
したものの、９月には83バーツ台まで値を下げた。しかしながら、その後再び上昇に転じ、2005年の１月以降は
90バーツを超えて推移している。タイ政府は、飼料価格が低下している状況下では異常な値動きとし、価格管理
リストに加え、その動向を監視している。一方、2005年５月までの生体豚の輸出は前年の９倍近くに増加してい
る。

◎ＲＲ大豆の特許料支払い問題、再燃（アルゼンチン）(full story)

【ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ駐在員 犬塚 明伸 平成17年７月27日発】 モンサント社は、オランダおよびデンマークの港におい
て、アルゼンチンから輸出された大豆が、ラウンドアップ・レディ（ＲＲ）大豆であるか確認するためサンプル
採取を行った。これはアルゼンチンが支払いを拒否している特許料を、ＲＲ遺伝子を保護するパテントを持つ輸
入国において、輸入業者などから徴収しようと考え、法廷の場で争うことを目的に実施されている。

○アルゼンチン、乳製品の輸出税を引き上げ

週報「海外駐在員情報」

平成17年8月2日号（通巻683号）

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