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週報「海外駐在員情報」

平成18年1月24日号（通巻704号）

◎新たな老齢牛処分対策を開始（イギリス）(full story)

【ﾌﾞﾘｭｯｾﾙ駐在員　山﨑 良人 平成18年１月18日発】 欧州委員会は2005年12月21日、96年８月１日前に
イギリスで生まれた牛を買い上げ、これに対する補償を行う委員会規則（ＥＣ/2109/2005）を公表した。
この対策は、老齢牛処分対策（Older Cattle Disposal Scheme:ＯＣＤＳ）と呼ばれる。ＯＴＭ牛処分対
策からＢＳＥ検査への切り替えに伴い、96年８月１日前に生まれた牛を処分し、これらを補償するため
の対策として、１月23日から実施される。

◎米農務長官、公正な貿易機会の必要性を強調(full story)

【ﾜｼﾝﾄﾝ駐在員　唐澤 哲也 平成18年１月18日発】 ジョハンズ米農務長官は１月９日、テネシー州のナ
ッシュビルで開催された全米最大の農業者団体であるファームビューロー（ＡＦＢＦ）の年次総会にお
いて、2007年農業法や貿易問題など米国農務省（ＵＳＤＡ）が2006年に取り組むべき課題などについて
講演を行い、市場アクセスの拡大とともに、公正な貿易機会が農業政策における最重要課題であるとし
た。

○韓国と牛肉貿易再開の条件案に合意

◎2004年の食肉高度加工業者、トップ25を発表（豪州）(full story)

【シドニー駐在員　横田 徹 平成18年１月17日発】 豪州食肉家畜生産者事業団（ＭＬＡ）はこのほど、
食肉（牛肉・羊肉）高度加工業者（Red Meat Value Adding Companies）について、2004年の上位25社を
発表した。このランキングに関しては、高度加工製品の生産に用いられた原料肉の量に基づき算出され、
ＭＬＡでは、2004年の食肉使用量について上位25社で20万８百トン（前年比0.6％減）、同じく製品売上
高を30億豪ドル（2,640億円：１豪ドル＝88円）と推計している。

◎ＡＩ清浄化３年ロードマップを開始（タイ）(full story)

【ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ駐在員　斎藤 孝宏 平成18年１月19日発】１月中旬現在、タイにおいて、鳥インフルエンザ
（ＡＩ）の国際獣疫事務局（ＯＩＥ）への発生報告は昨年11月初旬のものが最後となっている。同国農
業協同組合省はこれまでのＡＩ対策を総括した形で「ＡＩ清浄化３年ロードマップ」を策定し、2005年
10月から実施しており、2008年には発生が無い状況にするとしている。ロードマップは、政府のホーム
ページ上で公表しており、その内容は、家きんの飼養方法、同疾病の監視と管理、人材の育成および国
民に対する情報の伝達などとなっている。

◎ブラジルの食肉部門、2005年の輸出額を大きく伸ばす(full story)

【ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ駐在員　犬塚 明伸 平成18年１月18日発】ブラジル農務省は１月５日、「2005年における
農業ビジネス関連の輸出総額は436億ドルで、新記録を達成した」とする農林水産部門に係る貿易収支
（速報）を公表した。このうち特に輸出額が大きく伸びた部門は、食肉（前年比31％増）、砂糖・アル
コール（同49％増）、コーヒー（同42％増）、紙・セルロース（同17％増）の各部門であったが、大豆
およびその加工品は、輸出価格の低下により輸出額が減少（同６％減）した。

○チリ、メルコスルからの牛肉輸入関税を削減

週報「海外駐在員情報」

平成18年1月24日号（通巻704号）

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