ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」

平成18年5月23日号（通巻720号）

◎欧州議会、食品へのビタミン、ミネラルの添加に関する規則を承認(full story)

【ﾌﾞﾘｭｯｾﾙ駐在員　山﨑 良人　平成18年５月17日発】 欧州議会は５月16日、食品に添加できるビタミン、ミネ
ラルなどのリストを作るとともに、科学的な見地からビタミン、ミネラルなどの食品に添加する場合の最低・最
高値を設定するための基準を規定する規則を承認した。また同議会は同日、「低脂肪（low fat）」などの栄養
成分表示の使用のための厳しい条件を規定した規則案も承認した。

◎米通商代表、ＷＴＯ交渉の成功には今後の４～６週間が正念場(full story)

【ﾜｼﾝﾄﾝ駐在員 唐澤 哲也 平成18年５月17日発】ポートマン米通商代表は５月３日、ジョハンズ米農務長官およ
びシュワブ米国通商代表部次席代表とともに、昨年末のＷＴＯ香港閣僚会合で新たに定められた本年４月末まで
の農業分野のモダリティ（保護削減の基準）の合意などが断念されたことなどを踏まえ、スイスのジュネーブで
記者会見を行い、世界経済の発展のために新たな貿易の流れの確立が必要であることを強調するとともに、今後
の４～６週間が正念場であり、米国のみの力で交渉を成功に導くことは困難であるとした。

◎フィードロット飼養頭数、過去最高を更新（豪州）(full story)

【シドニー駐在員 横田 徹 平成18年５月17日発】 豪州フィードロット協会（ＡＬＦＡ）は５月16日、豪州食肉
家畜生産者事業団（ＭＬＡ）との共同調査による四半期ごとの全国フィードロット飼養頭数調査結果を発表した。
これによると、2006年３月末時点の総飼養頭数は、前回調査（2005年12月末）に比べて22％増の89万６千頭と過
去最高記録を更新した。また、フィードロットの稼働率も、前回調査から15ポイント上昇の82％と大幅な改善と
なった。

◎供給減で豚価格の上昇続く（マレーシア）(full story)

【ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ駐在員 斎藤 孝宏　平成18年５月18日発】マレーシアでは、今年４月に豚の生産者販売価格が過去最
高となった。原因は今年に入って再度発生した鳥インフルエンザによる鶏肉の代替需要のほかに、口蹄疫発生や
環境問題を原因とした農場の営業停止などによる供給不足が原因とされている。流通加工業者は、このままでは
取引の縮小によって経営が成り立たないとし、祭日に向けてのストライキを計画している。

◎ブラジルの穀物生産量、来年度は減少か(full story)

【ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ駐在員 松本 隆志　平成18年５月17日発】ブラジル農務省は５月３日、2005/06年度の穀物生産量が、
前年度より6.3％増加し、１億2,108万トンとなり、2002/03年度に次ぐ歴代２位となる見込みであることを発表し
た。一方、生産者の経営収支が悪化していることから、ロドリゲス農相は、来年度の穀物生産量は過去５年間で
最低になると見通している。

○ 中川農相、来伯

週報「海外駐在員情報」

平成18年5月23日号（通巻720号）

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