ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年1月21日号(通巻274号)


USDA、パッカーの事業活動の制限を検討(full story)

 【デンバー駐在員 堀口 明 1月15日発】 西部地域の牧場主・農家や中小
企業経営者などで組織されている西部地域資源協会連盟(WORC)は、米農務
省(USDA)に対し、パッカーの家畜取引に一定の制限を設ける規則の制定を
求める申請を行った。これに対し、USDAは、1月14日付けで、この規則制
定に関する関係者の意見を求める旨の官報公告を行った。

イギリス産牛肉等の禁輸解除に向け、新たな動き(full story) 【ブラッセル駐在員 池田 一樹 1月16日発】 イギリス政府は、遅延して いた牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛と同一農場・時期に生まれた牛のとう 汰(選択的とう汰)を開始すると発表した。これにより、昨年3月末から続いて いるイギリス産牛肉等の禁輸の解除に向けた検討を開始するための前提条件がす べて実施に移されることとなった。
豪州の肉用牛経営者、平均年齢は55歳(full story) 【シドニー駐在員 石橋 隆 1月16日発】 豪州農業資源経済局(ABAR E)によれば、豪州の肉用牛経営者の平均年齢は55歳と、基幹農業の中で最も 高齢化が進んでいる。また、肉用牛経営内でのコンピュータ普及率は、近年急速 に高まってきたものの、基幹農業の中で最も低く、その要因の一つとして経営者 の高齢化による対応の遅れを挙げている。
インドネシア、牛肉需要がさらに拡大へ(full story) 【シンガポール駐在員 山田 理 1月16日発】 インドネシアでは、97年 には、国内の牛肉需要を賄うために、およそ30万頭の肥育素牛と2万4千トン の牛肉が輸入される見込みである。経済発展に伴う国民所得の向上と世界第4位 の2億もの大きな人口を抱え、国内の牛肉需要量は加速度的に増加している中、 同国の肥育素牛、牛肉の輸入は、今後も拡大していくと思われる。
元のページへ戻る
www.lin.gr.jp