ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年10月28日号(通巻313号)


家畜の輸送についてEU議会で論議(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 10月23日発】EU議会で家畜輸送規則に
照らした保護措置の実態に関する報告書が提出され、採択された。同報告書によ
ると、依然として長時間輸送等の劣悪な状況下での家畜輸送の実態が明らかにさ
れており、現実の輸送状況の改善に向けて、今後、EU議会で活発な議論が予想
されている。


米国、WTO協定・国内支持の分析結果を公表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 10月23日発】米農務省(USDA)は、WT
O協定に基づく国内支持の分析結果を公表した。これによれば、総合的計量手段
(AMS)を用いた米国の国内農業の保護水準は、95年から98年の期間で約束
水準の27%となり、2000年にはわずか6%になるものと予測している。


偽オーガニック小麦生産者に有罪判決:豪州(full story)

【シドニー駐在員 鈴木 稔 10月20日発】 先頃、禁止されている除草剤を使用
して生産された小麦を「オーガニック小麦」と偽って契約先の企業に販売した小麦
生産者に、懲役2年の有罪判決が下された。本件は、オーガニック表示に関する不
正行為が罪に問われた初めての事例であるが、今後のオーガニック食品の生産・消
費への影響が懸念されるとともに、不正監視の難しさが浮き彫りにされた。


低下しないシンガポールの鶏肉価格(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 10月23日発】  最近の東南アジアの通貨
危機の中、シンガポールにおいては様々な品目で価格への影響が見られる。しかし、
鶏肉の価格は、3ヶ月前と比較するとほぼ同水準で推移しており、価格の決定には
為替以外の要因が大きく関係しているものと見られている。


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