ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年8月11日号(通巻350号)


サイトラスパルプにダイオキシン規制(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 8月6日発】EUは、家畜の飼料に使用されるサイ
トラスパルプについて、ダイオキシンの含有許容量を定めた。これは、本年3月、
ブラジルから輸入された飼料原料用サイトラスパルプを汚染源とする、生乳のダイ
オキシン汚染が発覚したことに基づく措置である。

米、インドネシアなどに小麦の無償援助を実施(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 8月6日発】米農務省(USDA)は、先般、
余剰農産物の対応策として、インドネシアなどに対し、小麦250万トンを無償
援助することを決定した。一方、市場志向性を方向付けた96年農業法に対する
評価は、二分しているものの、今のところ、肯定的な見方が多く出されている。

飲用乳市場をめぐる競争が激化(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 8月6日発】豪州では、国内最大の協同組合系飲
用乳メーカーが、この度、自社株式の一部上場により、多額の事業資金を調達す
るとの計画を発表した。7月1日から実施されたニューサウスウェールズ州の飲
用乳流通販売規制の撤廃をきっかけに、飲用乳市場をめぐる乳業メーカー間の競
争がますます激しくなっている。

鶏卵価格が急上昇、生産増に期待(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 8月 6日発】 タイで、鶏卵価格が高騰
している。生産コストの上昇による生産量の減少などが主な要因であるが、同国
の商務省は鶏卵生産者協会などと協力して、安価な鶏卵の販売を行うなど、価格
と流通の安定に努めており、今後の気温の低下による生産量の増加を期待してい
る。

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