ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年10月6日号(通巻358号)


スクレイピーの撲滅対策基準(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹 10月1日発】EUの家畜衛生および動物愛
護に関する科学委員会は、スクレイピーの撲滅対策の原則を取りまとめ、EU委
員会に報告した。スクレイピーはめん山羊の病気で、牛海綿状脳症(BSE)な
どとともに伝染性海綿状脳症に分類される。最近では撲滅対策を講ずる加盟国が
増加してきている。


USDA、食肉のサルモネラ菌汚染検査結果を公表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 9月30日発】USDAは9月28日、危害分 析重要管理点監視方式(HACCP)などの最終規則に基づく、食肉および家き ん肉に係るサルモネラ菌汚染の基準値達成状況に関する検査結果を公表した。こ れによれば、基準値はほとんど達成されており、安全性は大幅に改善されている としている。
ガス供給停止で産業が大混乱(豪州)(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 10月1日発】豪州ビクトリア州では、主要な 天然ガス精製工場で爆発事故が発生し、州内へのガスの供給が全面的に停止した。 この結果、多くの住民が不便な家庭生活を強いられているのみならず、乳業・食 肉を含む多くの工場が操業を短縮・停止し、生乳の出荷が滞るなど、産業界にも 大きな影響が及んでいる。
鶏卵の輸出市場拡大を模索(タイ)(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 10月1日発】タイ政府は、中東や日本など への鶏卵の輸出拡大を検討している。輸出の多くを占める香港向けが好調である 一方、今後、新たな輸出市場の拡大に取り組むこととしているが、その背景には 生産コストの上昇で困窮する鶏卵生産農家の救済対策としての効果を期待してい るためである。
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