ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年4月13日号(通巻383号)


EU豚飼養頭数は今後緩やかな減少局面へ(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 4月8日発】EUにおける98年12月現在の
豚総飼養頭数(暫定値)は、1億2,500万頭(対前年比+5.5%)で前年を上回
った。しかしながら、多くの加盟国において繁殖雌豚頭数が減少しており、今後よ
うやく飼養頭数は緩やかな減少局面に移るものとみられる。


カナダ、酪農のWTO裁定を不服として控訴を決定(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 4月8日発】米国およびニュージーランドが、カ
ナダの乳製品に対する輸出政策などはWTO(世界貿易機関)協定に合致していな
いとして提訴していた問題について、WTO紛争処理小委員会(パネル)はその改
善を求める裁定を行った。これに対してカナダ政府は、これを不服として上級委員
会に控訴する意向を明らかにした。


豪連邦上院、生乳価格支持撤廃に関し審査開始(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 4月8日発】豪州連邦議会上院の農村・地方問題
委員会は、一連の生乳価格支持制度の規制緩和に関して審査を行うと発表した。酪
農乳業界は、規制緩和は不可避とした上で、政府との交渉のたたき台となる業界再
編案の合意に努力を重ねているが、今回の決定は全体のタイムスケジュールに微妙
な影響を与えそうだ。


アルゼンチンの牛飼養頭数、99年は微増か(full story)

【ブエノスアイレス駐在員  浅木  仁志  4月8日発】アルゼンチンの99年の牛
飼養頭数は、98年後半の価格下落に伴う肉牛生産者の売り急ぎの影響で、前年に
比べてわずかな伸びにとどまるものとみられている。同国の牛飼養頭数は、95年
以降、天候要因などにより前年を下回ってきたが、97年以降、肉牛などの価格が
大幅に上昇し、牛群再編が進むものとみられていた。


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