ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年1月12日号(通巻370号)


"ユーロ"とEU共通農業政策(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹  1月7日発】ドイツ、フランスなどEUの11
加盟国は、本年1月1日から単一通貨"ユーロ"を導入し、歴史的な通貨統合がいよ
いよ始まった。EU共通農業政策(CAP)にもユーロが導入され、CAP独特の
通貨制度も廃止された。通貨統合の成否は、CAPに大きく影響する。今後問われ
るユーロの真価が注目される。


加、米国産肉豚の輸入規制緩和を実施(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 1月7日発】カナダは、オーエスキー病および ブルセラ病が清浄である米国各州からの肉豚輸入について、これまで実施されて きた30日間の検疫の中止を内容とする動物検疫規則の改正を行った。しかしな がら、その効果には疑問が持たれており、価格低迷に苦しむ米国養豚農家にとっ ては厳しい状況が続くものと見込まれている。
豪州、遺伝子組み換え食品の表示を義務付け(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 1月6日発】昨年12月17日、豪州・ニュージ ーランド食品基準会議(ANZFSC)は、一部の遺伝子組み換え食品の表示義務 付けを可決した。疑わしき物はすべて表示という方針に、消費者団体は歓迎の意を 表明しているものの、食品製造業者らは消費者への利益はなく、コスト増をもたら すだけと困惑している。
タイ、99年飼料輸入政策を決定(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 1月7日発】タイ政府は、99年飼料輸入政 策を決定した。トウモロコシは国内産の大幅な増加から、関税率が20%、割当数 量が5万3,253トンとなるガット・ウルグアイラウンド(UR)合意に基づく 関税割当となる。また、大豆、大豆ミール、魚粉の輸入については、おおむね前年 と同様となっている。
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