ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年6月22日号(通巻392号)


次期WTO交渉に向けたアルゼンチンの動向(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 6月17日発】6月3日から4日にかけ
て、次期世界貿易機関(WTO)交渉における酪農部門に関する国際シンポジウム
が、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催された。同シンポジウムで、アル
ゼンチンは国内支持および輸出補助金の削減、市場開放等を訴えた。


米、豚肉生産者団体が加工場建設構想を発表(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 6月18日発】全国豚肉生産者協議会(NPPC)
は6月10日、減少する豚肉処理加工場のと畜処理能力を補完するとともに、肥育
豚価格の安定に資するため、生産者協同組合方式による豚肉処理加工場の建設構想
を発表した。詳細は特別委員会で検討されることになるが、今後さまざまな議論を
呼ぶものとみられている。


豪来年度生産予測、牛肉は縮小、生乳は拡大(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 6月17日発】豪州資源農業経済局(ABARE)
は6月15日、第1次産品に関する短期的な需給予測を発表した。これによると、
99/2000年度(7月〜6月)は、牛肉生産は価格上昇を反映した肉牛の出荷
抑制により減少、生乳生産は近年の拡大傾向を維持し100億リットルの大台突破
と予測されている。


価格上昇が懸念されるシンガポールの乳製品市場(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 6月17日発】シンガポールでは、ベルギー
で発生したダイオキシン問題で欧州からの肉、卵、牛乳およびそれらの加工品の輸
入・販売が禁止されている。このため、乳幼児用の粉ミルクをはじめとする乳製品
の品不足が発生し始めている。豪州などからの輸入はあるものの、今後の価格上昇
が懸念されている。


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