ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年3月30日号(通巻381号)


EUがデンマークと畜業者の合併を承認(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 3月25日発】EU委員会は、デンマーク最大の
豚と畜業者であるデニッシュ・クラウン(Danish Crown)と第2位のベストジュスク・スローテリア
(Vestjyske Slagterier)の合併を承認した。ただし、EU委員会は合併の承認に当たり、
同国における豚と畜業等の寡占化による悪影響を排除するための改善条件を提示した。


米、ホルモン牛肉紛争で対EU制裁リストを公表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 3月23日発】米通商代表部(USTR)は3月22日、
EUによるホルモン投与牛肉の輸入禁止措置に対して、その制裁措置として、100%
関税の対象となる候補品目のリストを公表した。候補品目のリストには、牛肉、豚肉、
家きん肉、トマトなどの食品に加え、オートバイなど合計81品目が含まれている。


米国産トウモロコシの輸入検疫条件改定を提案(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村  俊夫 3月25日発】豪州検疫検査局(AQIS)は、19日、
主に家畜飼料として使用される米国産トウモロコシの輸入検疫条件を改定する具体案を公
表した。これに対し、豪州フィードロット協会(ALFA)を中心とする畜産業界側は、
当該案の条件が厳し過ぎると反発しており、今後の成り行きが注目されている。


生体豚の輸入を全面禁止に(シンガポール)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 3月25日発】シンガポール政府は、マレー
シアでまん延する日本脳炎の対策として、マレーシアなどからの生体豚などの輸入
を、全面的に禁止することを発表した。国内で消費されている豚肉の多くをマレー
シアからの生体豚輸入に頼っていることから、今後の供給不足が懸念されている。


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