ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年5月25日号(通巻388号)


EUの乳用牛1頭当たり乳量は順調に増加(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 5月20日発】EU統計局(EUROSTAT)が、こ
のたび97年までのEUにおける乳用牛1頭当たりの年間平均乳量を公表した。こ
れによると、97年の平均乳量(15カ国)は5,435sで前年並みとなったも
のの、75年と比較すると22年間で約5割増加している。


USDA、バイソンひき肉の買い上げを開始(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 5月20日発】かつて絶滅の危機にあると言われ
ていたアメリカン・バイソンであるが、現在その頭数は20万頭を超えるまでに回
復している。その主な原動力は、商業目的である食肉への活用であるが、生産量の
増加から価格は低迷しており、USDAは今年、6百万ドルのバイソンひき肉の買
い上げを行う予定としている。


豪州、ニューカッスル病再発生で190万羽を処分(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 5月18日発】5月12日、ニューサウスウェー
ルズ(NSW)州政府は、中部沿岸のマングローブ・マウンテン地域で確認された
ニューカッスル病(ND)に関して、当面の拡散防止対策を終えたと発表した。こ
れまでにNSW州全体の飼養羽数の約6%に当たる190万羽の家きん類が処分さ
れた。


マレーシアの鶏肉が伝染病の流行により高騰(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 5月20日発】 マレーシアでは、価格統制
品である鶏肉の価格が高騰している。これは、豚を媒介とする日本脳炎などの伝染
病の流行により、豚肉の需要が鶏肉に移ったためである。同国政府は、統制価格を
守るよう指導を行っているものの、事態の収拾にはまだ時間がかかるものとみられ
ている。


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