ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年11月2日号(通巻411号)


遺伝子組み換え食品の表示に追加基準(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 10月28日発】EUの食品に関する常設委員
会は、10月21日、食品および食品原料の各成分中に1%を超える遺伝子組み換
え物質(タンパク質またはDNA)が混入した場合、その表示を義務付ける提案を
採択した。EU委員会では、今後、EU議会の意見を踏まえ99年末に実施するこ
ととしている。


米商務省、カナダ産生体牛輸入はダンピングと決定(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 10月27日発】米商務省(DOC)は10月1
3日、カナダからの生体牛の輸入に関する相殺関税調査およびアンチダンピング調
査について、最終決定を発表した。これによれば、相殺関税調査はシロのため打ち
切りとし、アンチダンピング調査については、ほとんどの企業に対してアンチダン
ピング関税を5.63%とする決定を下した。


豪州地方サミットが開幕(NZ)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 10月28日発】10月27日、キャンベラで、
政府主催の豪州地方サミットが開幕した。豪州の地方部における過疎化や、大都市
に比べた経済・文化面の停滞が深刻化している問題について話し合うことが目的と
されているが、具体的にどのような成果を挙げられるかが注目されている。


タイ魚粉製造協会、魚粉価格の安定策を政府に要請(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 10月28日発】タイ魚粉製造協会は、海外
から輸入された安価な魚粉に押され、国産品が生産コストを大幅に下回る価格に低
迷している窮状を訴えている。このため、同協会は、魚粉の価格安定政策を早急に
実施するよう政府に要請している。


99年のアルゼンチン家きん肉生産は増加見込み(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 10月26日発】アルゼンチン農牧水産
食糧庁によると、98年の家きん肉生産量(可食処理ベース(骨付き))は、前年
を13.8%上回る85万5千トンと記録的な水準に達した。今年に入っても増加
傾向は続き、99年1〜8月(速報値)は、前年同期を10%上回る59万5千ト
ンとなった。なお、99年の生産量は、89万トンになると見込まれている。

 

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