ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年9月7日号(通巻403号)


EUの農産物価格指数は引き続き低下(full story)

【ブラッセル 島森 宏夫 9月2日発】EU統計局(EUROSTAT)は、このたび98年の
農産物価格指数を公表した。EU15ヵ国全体の名目価格指数は前年に比べ2.7%低下し、
物価変動の影響を取り除いた実質価格指数では4.6%の低下となった。この主な要因は
家畜および畜産物価格の低下で、特に豚の価格低下が大きかった。


米生乳生産者、FMMO制度改革案を承認(full story)

【デンバー 樋口 英俊 9月2日発】米農務省(USDA)は、8月初旬に実施された
生乳生産者による連邦ミルク・マーケティング・オーダー(FMMO)制度改革案の投票
結果について、賛成多数により同案は承認されたと発表した。改革案は10月1日から施行
される予定だが、規則修正を画策する議会の動きもあり、予断を許さない状況にある。


粗飼料業界は研究開発が課題(豪州)(full story)

【シドニー 野村 俊夫 9月2日発】豪州では、近年、マメ科牧草の乾草や乾燥えん麦
(オーツ・ヘイ)などを中心に、粗飼料の国内流通および輸出が大幅に増加している。
これに伴い、製品の研究開発も活発に行われているが、このための財源が大幅に不足して
おり、課徴金制度の導入による資金の確保などが検討されている。

99年上期の鶏肉輸出は1.3%増、タイ(full story)

【シンガポール 伊藤 憲一 9月2日発】タイ鶏肉業界がまとめた99年上半期の鶏肉輸出
数量は、前年同期比1.3%増の12万9千トンとわずかな伸びにとどまった。内訳では、
冷凍鶏肉が同0.6%増の10万2千トン、鶏肉調製品が同4.2%増の2万8千トンとな
った。また、輸出金額は、輸出価格の下落により同7.0%減の110億バーツ(1バーツ
=約3円)に落ち込んでいる。


牛肉産業の振興に向けた新機関設立の動き(アルゼンチン)(full story)

【ブエノスアイレス 玉井 明雄 9月1日発】アルゼンチン政府は、これまで2年にわたりアル
ゼンチン産牛肉の輸出振興および国内の需要増進を目的とする新機関の設立に関する法案
準備を行ってきたが、先日、農業団体の会長は、法案準備の遅れを公の場で指摘した。


 

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