ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年5月30日号(通巻438号)


減少傾向が続くEUの牛飼養頭数(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 5月25日発】EU統計局(EUROSTAT)はこ
のたび、99年11/12月現在のEUにおける牛飼養頭数を公表した。EU全体の牛飼
養頭数は、8,223万頭(前年比▲0.7%)で95年から減少傾向が続いている。また、
同時に公表した2000年の牛と畜見込み頭数は、前年を1.0%下回ると予測している。



ホルモン牛肉輸入禁止への制裁に品目入替方式を導入(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 5月22日発】クリントン大統領は5月18日、
EUのホルモン投与牛肉輸入禁止問題などに対する制裁対象品目を定期的にローテ
ーションしていくことを定めた法案に署名した。より効果的な対抗措置とするため、
同法の施行後30日以内に対象品目のローテーションが開始され、その後は6ヵ月ごと
に品目が入れ替わることとされている。

酪農経営補償金の交付申請受付を開始(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 5月26日発】豪州連邦政府に任命された酪農乳業調
整委員会(DAA)は5月18日、7月1日から始まる酪農乳業制度改革に向けて、
酪農経営補償金の交付申請受付を開始した。受付期間は8月17日までの3ヵ月間と
されており、DAAが各者の受領資格を認定して補償金の交付額を決定し、豪州酪
農庁(ADC)に交付を命ずることになる。


インドネシア、肥育素牛の海外依存脱却の試み(full story)

【シンガポール駐在員 宮本 敏行 5月25日発】インドネシアでは、牛肉消費の
増大を背景とした肉牛産業強化への取り組みが始まっている。同国政府はこのほど、
肥育素牛の輸入を削減する一方、肉牛の増頭を図り、牛肉生産を増加させる計画に着
手した。肥育素牛を輸入に依存する体質から脱却し、真の意味での牛肉自給を目指す
同国の試みが注目される。


アルゼンチン豚肉輸入、過去5年で初めて減少(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 5月24日発】アルゼンチンの99年の豚肉
輸入は国内生産が好調だった影響もあり、過去5年で初めて前年比減少を示した。輸
入の6割以上をブラジルが占め、鶏肉同様2国間の貿易摩擦が絶えない。

 

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