ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年10月3日号(通巻455号)


イギリス、BSE発生は引き続き減少(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 9月28日発】イギリス農漁業食料省は9月25日、
2000年6月末までの牛海綿状脳症(BSE)状況報告書を発表した。2000年1〜6
月のイギリスにおけるBSE発生確認頭数は611頭(前年同期比45%)と前回報告に
引き続き減少した。獣医検査局の予測では、2000年の発生確認頭数は890〜1,340頭、
2001年は330〜624頭、2002年には84〜258頭と着実に減少するものと見込まれている。


USDA、食肉などのリコール情報の共有で新提案(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 9月28日発】米農務省(USDA)食品安全検
査局(FSIS)は先ごろ、食中毒などの防止を目的とした食肉製品などの自主回
収(リコール)について、食品衛生に係る他の連邦政府機関や州政府との情報共有
を促進するため、新たな規則を提案した。FSISは、この規則によって、リコー
ルを実施した企業についてより詳細な情報を関係機関で共有することが可能となり、
各組織間での協力を円滑化できるとしている。


BEEFEX2000を開催(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 9月28日発】豪州フィードロット協会(ALFA)
主催の2年に1度のフィードロット生産者の大会、BEEFEX2000が9月初旬、
クインズランド(QLD)州で開催された。大会には、アメリカ、ヨーロッパ、
日本、韓国など世界各地からパネラーが招かれ、豪州の肉牛産業を取り巻く情勢
についてグローバルな視点から活発な意見交換が行われた。



鶏肉の統制価格をめぐる動き(マレーシア)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 9月28日発】マレーシアにおける鶏肉の小売
価格は、上限である統制価格で安定的に推移している。しかし、農家販売価格は、
流通業者などが供給過剰を理由に引き下げを図っており、軟調に推移している。生
産者団体では、これに伴って統制小売価格の引き下げを要望しているものの、政府
は、現段階での統制価格の見直しを行わないとしている。


口蹄疫問題によるメルコスル諸国の動向(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 9月28日発】南米における一連の口蹄疫
問題で南米南部共同市場(メルコスル)の口蹄疫問題専門家会合が9月12日、ウル
グアイのモンテビデオで開催。獣医師など各国専門家が参集したこの会議で、パン
アメリカン口蹄疫センターの調整の下、各国が協同して問題解決に当たることなど
が合意された。今回は各国の状況を報告する。

 

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