ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年1月16日号(通巻467号)


EU豚肉生産量、2001年上半期は1.5%減(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 1月11日発】EU統計局(EUROSTAT)が先
般公表した豚肉生産予測によると、EU15ヵ国の2000年の豚肉生産量は、と畜頭数
ベースで前年比2.1%減の2億588万頭としており、2001年の上半期の生産量も前年
同期比1.5%減と予測している。国別では、スペインやデンマークでの増加が見込ま
れる一方、ドイツ、フランス、オランダでは引き続き減少が見込まれ、明暗が大き
く分かれている。


家きん肉の水分残留に対する規制を強化(米国)(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 1月11日発】米農務省は1月9日、家きん肉
の水分残留を規制するための連邦規則を公表した。食鳥処理工程においては、食肉
の場合とは異なり、丸どりまたは分割された段階で、水に浸して冷却するという方
法が一般的に用いられているが、今回の規則では、この場合に付着・浸透した水分
の残留割合を表示して販売することなどが義務付けられることとなった。施行日は、
1年後とされている。


NZの2大酪農組合が合併に基本合意(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 1月11日発】ニュージーランド(NZ)の2大酪
農組合(乳業メーカー)は12月21日、今年6月1日をもって合併することに基本合
意したと発表した。両組合は、NZデイリーボードとも統合して新会社(仮称グロ
ーバル・コーポレーション)を設立するとしており、実現すればNZの全生乳生産
量の約98%を処理・販売する巨大な乳業メーカーが誕生することになる。


畜産物の増産体制を急ピッチで整備(ミャンマー)(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 1月11日発】ミャンマーでは、鶏肉、鶏卵を中心
とした畜産物の不足が深刻であり、昨年末から今年1月にかけて、中央畜産連盟のもと
に地方レベルでの畜産連盟を設立し、畜産物の増産体制を確立する動きが急ピッチで
進められている。


酪農の振興に向けた新機関設立の動き(アルゼンチン)(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 1月10日発】アルゼンチンの生乳生産量
は、91年以降年々増加し、99年には過去最高を記録した。一方、98年後半から顕著
となった国内市場や輸出市場における価格下落傾向、99年1月のブラジルの通貨切
り下げによる輸出価格の下落、国内消費の伸び悩みなどからアルゼンチン酪農の危
機が叫ばれていた。このような状況下、同国では約2年にわたり酪農の振興に向け
た新機関設立に関する法案準備を進めている。

 

元のページへ戻る