ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年9月4日号(通巻498号)




EU委、硝酸塩指令順守を求め、違反国を警告(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 8月30日発】EU委員会は7月31日、硝酸
塩指令に違反しているベルギー、アイルランド、スペインおよびポルトガルに対
し、警告文書の送付などを行うことを明らかにした。硝酸塩指令では、農業から
生じる硝酸塩による水質汚染防止のための対策を各国に求めているが、多くの国
の対策はいまだ不十分である。


米国農産物輸出、好調な中でシェア減少の懸念(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 8月29日発】米国の2001年度(2000年10月
1日〜翌年9月末)における農産物の貿易黒字額は、2001年6月までの9カ月間の累
計で、高価額製品の輸出増などにより、前年同期を22億ドル(約2,640億円:1ド
ル=120円)上回る111億ドル(約1兆3,320億円)に達した。こうした一方で、米
国の国際農産物市場におけるシェア減少を懸念する声も聞かれる。


豪州連邦政府、国際家畜資源情報センターを設置(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 8月30日発】豪州連邦政府は8月23日、すべて
の家畜品種を対象に新たな研究、品種改良および情報提供を目的とし、5年間に
わたり総額450万豪ドル(約2億9,250万円:1豪ドル=65円)を投じて、ニューサ
ウスウェールズ州のニューイングランド(UNE)大学内にInternational Lives
tock Resource and Information Center(国際家畜資源情報センター:ILRIC)を
設置すると公表した。


2001年畜産エクスポを開催(マレーシア)(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 8月30日発】マレーシア農業省獣医局は、
首都クアラルンプール近郊のマインズ地区にあるマレーシア国際展示場を会場に、
8月27日から30日までの4日間にわたって2001年畜産エクスポを開催した。農業省
は、99年に第1回農林水産業エクスポを開催しており、今回は、ここから畜産が
独立したかたちとなった。今回のエクスポは、関係団体等の協賛を得て、国内の
畜産関連企業を中心にアメリカ、オランダなど21ヵ国、約200社が参加して行わ
れた。


アルゼンチン、牛肉輸出の減少が国内需給に影響(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 8月30日発】アルゼンチンにおける
2001年上半期(1〜6月)の牛肉輸出良は、主だった輸出市場の閉鎖により約9万
6千トン(枝肉ベース)で前年同期約18万トンを47%下回った。輸出量の減少に
加え、所得の減少による国内消費の冷え込みが起これば、肉牛生体価格も下落す
るとの懸念が持たれている。

 

元のページへ戻る