ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成14年4月9日号(通巻526号)


イギリス、食肉等の不正輸入防止策を公表(full story)

【ブラッセル 山田 理 4月4日発】イギリス環境・食料・農村地域省(DEFRA)
は3月28日、食肉やその他の食品の不正輸入を防止するためのアクションプランを公
表した。同国では、2000年8月の豚コレラ、2001年2月の口蹄疫(FMD)など、家
畜伝染病が相次いで発生しているが、発生原因の1つとして、国外から不正に輸入さ
れる食肉やその他の食品などとの関連が指摘されているだけに、アクションプランに
基づき実施される対策の効果が注目されている。


米墨政府、農産物貿易の協力体制強化で合意(full story)

【ワシントン 樋口 英俊 4月4日発】米墨の農務長官らは4月3日、両国間の農産物
貿易での協力を強化するため、農業に関する協議委員会の設立や、家畜衛生の貿易問題、
農産物の輸入手続の調整などに取り組むアクションプランの実施を含む覚書に署名した
と発表した。これらの合意は、北米自由貿易協定に基づき、来年1月からメキシコの米国
産豚肉、家きん肉などに対する関税割当制度廃止などが予定される中、重要な役割を担
うものと期待されている。



フォンテラ、ネスレ合弁会社設立を発表(NZ)(full story)

【シドニー 幸田 太 4月4日発】ニュージーランド(NZ)の組合系乳業メーカー
フォンテラは3月25日、世界的な大手食品メーカーネスレSAと南北アメリカ大陸にお
ける合弁企業デーリーパートナーズアメリカ社の設立合意書に調印した。フォンテラ設
立の目的であった国際市場への躍進がその設立から半年を経た現在、着実に成果となっ
て現れている。



インドネシア、西部地域を肉牛生産エリアに(full story)

【シンガポール 宮本敏行 4月4日発】インドネシア政府は、近年における肉牛や山
羊の飼養頭数の減少に歯止めをかけることを念頭に、スマトラ島をはじめとした西部地
域の一層の畜産振興に乗り出した。また、豪州企業との合弁でスマトラ島に肉牛生産の
拠点を設けるなど、海外資本を受け入れることで同地域の畜産業の活性化を図る試みも
始まっており、同地域に対する期待は今後益々高まるものと思われる。


ブラジルの豚肉、好調な輸出が生産増をけん引(full story)

【ブエノスアイレス 玉井 明雄 4月3日発】ブラジル豚肉生産輸出業協会(ABIPECS)
によると、2001年の豚肉製品等の輸出量は前年比でほぼ倍増の26万5千トン(製品重量
ベース、ラードおよび内臓を含む)と過去最高となった。こうした輸出の増加を反映し、
2001年の豚肉生産量は、前年比7.6%増の223万4千トン(枝肉重量ベース)と推定され
ている。


 

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