ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年12月7日号(通巻416号)


EU委員会、農業補助の新たな指針を発表(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 12月2日発】EU委員会は、このほど加盟国
が行う農業補助を認可するための新たな指針を発表した。本指針では、これまで適
用されてきた規則等が体系化、単純化されるとともに、共通農業政策(CAP)改
革の内容が盛り込まれている。今後は、同指針に則した農業補助を各国に徹底する
こととしている。


FMMO制度改革案の修正法案が成立(full story)

【デンバー駐在員 樋口 英俊 12月2日発】連邦ミルク・マーケティング・オ
ーダー(FMMO)制度改革案の修正法案を含む2000年度包括統合予算法案が、
11月29日にクリントン大統領の署名により成立した。これには、飲用牛乳(ク
ラスT)価格算定について、ほぼ現状並みとなるオプション1Aの採用や北東部酪
農協定の延長などが含まれている。


豪州フィードロット飼養頭数、高水準を維持(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 11月30日発】このほど、豪州フィードロット
協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)による四半期ごとのフィ
ードロット飼養頭数調査が公表された。これによると、99年9月30日時点の飼
養頭数は、季節的な要因から前回6月時点より減少したものの、前年同期比では2
2%増と、依然として高水準を保った。


回復基調のフィリピン農業(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 12月2日発】フィリピン政府が発表した9
9年第3四半期の農業生産額は、前年比11%増となり、前年同期が3.1%減で
あったのに対し増加に転じている。コメやトウモロコシなどの穀物生産が順調であ
ったことが主な要因であるが、畜産もやや増加しており、通貨危機と異常気象に見
舞われたフィリピン農業は、回復に向かっているとみられている。


アルゼンチンの牛肉市場動向予測(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 12月3日発】アルゼンチンの代表的な
畜産情報誌“Informe ganadero”(畜産情報)の編集長イグナシオ・イリアルテ氏
が最近のアルゼンチン牛肉市場を解説し、将来を予測。国内外の畜産業に精通し、
少し視点を変えて観察する彼の冷静な市場予測は決してバラ色ではないが、示唆に
富むものである。

 

元のページへ戻る