ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年11月23日号(通巻414号)


EU委員会、フランスの牛肉禁輸に対し法的措置(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 11月18日発】フランスのイギリス産牛肉輸入
禁止措置をめぐり、11月5日以降、両国間の話し合いが続いているが、まだ解決
していない。16日、EU委員会はフランスをEU法規違反として欧州裁判所に提
訴するための法的手続きを開始すると発表した。


ITC、カナダ産生体牛のダンピング問題でシロ認定(full story)

【デンバー駐在員 樋口 英俊  11月16日発】米国際貿易委員会(ITC)
11月9日、カナダ産生体牛輸入のダンピング問題について、米国の肉牛産業は
は実質的な損害を被っていないとして、米商務省(DOC)が10月13日に発
表したダンピング認定を覆し、これをシロとする決定を下した。


豪州農業界、中国のWTO加盟に期待(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 11月19日発】中国と米国の2国間閣僚協議の
合意により、中国の世界貿易機関(WTO)加盟が確定的になったことから、豪
州では対中輸出の拡大が期待されている。ヴェイル貿易大臣は、WTO下での中
国の関税引き下げによって、輸出の中でも特に農産物や加工食品の拡大が見込ま
れ、地方農村社会に大きな恩恵をもたらすと歓迎の意を表明している。

回復基調のマレーシア経済も、畜産生産は減少予想(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 11月18日発】マレーシア大蔵省は、99
年9月までの実績と2000年の予測を行った経済レポートを公表した。200
0年にかけて、低いインフレ率と高い国内需要に支えられ、同国経済は徐々に回
復するものと予想されているが、畜産は養豚業の低迷などにより、回復が遅れる
ものとみられている。

アルゼンチン、99年牛肉輸入量は従来水準に(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 11月18日発】アルゼンチン農牧水産
食糧庁の99年(1〜9月)の畜産統計によれば、同国の牛肉輸入量は、前年同
期比62%減の約9千3百トンであった。98年に高騰した国内去勢牛価格が従
来の平均水準に戻り、輸入量も97年以前の水準に戻るとみられている。

 

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