ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年10月5日号(通巻第407号)


家畜飼料の安全対策強化に向けた動き(full story)

【ブラッセル 井田 俊二 9月30日発】EU委員会は、9月27日の農相理事会で、
今後、早急に家畜飼料に関する安全対策を整備・強化していく意向を明らかにした。
ベルギー産鶏肉等のダイオキシン汚染問題などを背景として、家畜飼料の安全対策が
求められている。


ノースカロライナ州、台風により家畜に被害(full story)

【デンバー 本郷 秀毅 9月30日発】9月中旬、米東海岸を襲った台風(ハリケーン・
フロイド)は、ノースカロライナ州東部を中心に大きな被害をもたらした。9月30日
までにまとめられた同州の被害状況の速報値によれば、今回のハリケーンによる家畜の
死亡頭数は、豚が約3万頭、鶏が約211万羽などとなっている。


連邦政府が酪農改革案を発表(豪州)(full story)

【シドニー 野村 俊夫 9月30日発】豪州連邦政府は、9月28日、総額18億豪ドル
(約1,260億円)の生産者補償措置を柱とする酪農改革案を発表した。これにより、
連邦政府は酪農改革を積極的に支援する立場を明らかにしたが、国内には改革に反対する
意見も残されており、その行方は予断を許さない状況にある。


安定した成長を見込むタイ飼料業界(full story)

【シンガポール 伊藤 憲一 9月30日発】タイ飼料生産者協会は、経済の回復に伴う
畜産物価格の堅調な推移により、昨今の飼料需要が97年7月の通貨下落以前の水準
まで回復するとともに、今後は安定した成長が見込めるとしている。これには、政府
の飼料政策などの早期公表と飼料用穀物の安定した生産を行う必要があるとしている。


アルゼンチンアンガス牛肉認定プログラム、米国が承認へ(full story)

【ブエノスアイレス 玉井 明雄 9月29日発】アルゼンチン農畜産品衛生事業団(SENASA)
は、9月20日、米国輸出向けのアルゼンチンアンガス牛肉認定プログラムを米農務省
(USDA)が承認したと発表した。これにより、同プログラムにより認定を受けたアン
ガス牛肉が、米国牛肉輸出枠内において輸出されることになった。

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