ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年10月12日号(通巻408号)


イギリスのミルクマーク、組織の分割計画を発表(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 10月7日発】イギリス最大の生乳販売協同組
合であるミルクマークは、組織を独立した3組織に分割する計画を発表した。10
月の臨時総会で会員の承認を得て、3月を目途に新体制に完全移行する計画である。
これは、先般の独占・合併に関する委員会からのミルクマークの独占は弊害が大き
いとする調査報告を受けたものである。

FMMO制度改革案の実施に暫定的禁止命令(full story)

【デンバー駐在員 樋口 英俊 10月8日発】米連邦地方裁判所で9月29日、
連邦ミルク・マーケティング・オーダー(FMMO)制度改革案の施行について、
北東部の酪農協同組合の裁定申請を受けて、30日間の暫定的禁止命令が下された。
このため、同制度改革案は、10月1日の予定日を目前に実施が見送られる事態と
なった。

豪州のインドネシア向け生体牛輸出に暗雲(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 10月7日発】東ティモールに、豪州を中心とす
る多国籍軍が展開されて以来、インドネシア国内での豪州産農産物のボイコットが
懸念されている。豪州からインドネシア向けの生体牛輸出は97年後半のアジア経
済危機の影響で激減したものの、今年に入って回復傾向にあっただけに、業界関係
者には先行きに対する不安が広がっている。

GM食品のラベル表示を計画(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 10月7日発】タイ農業省では、遺伝子組み
換え(GM)食品のラベル表示を検討している。ドイツ向けに輸出しようとしてい
た小麦粉の輸出拒否を受けたことなどが原因であるが、加工食品などの検査がまだ
できないなど、多くの課題が残されている。

アルゼンチン、第1回食肉シンポジウムを開催(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 10月7日発】大きな政治的節目となる
大統領選を控えアルゼンチンでは、政府活動が停滞している中、国立農牧技術院
(INTA)主催で第1回食肉シンポジウムが開かれた。従来の売れば買ってくれ
るという関係者の安易な考えの反省に立ち、技術的かつ具体的観点から議論された
シンポジウムであった。

 

元のページへ戻る