ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年4月11日号(通巻432号)


EUが新たなBSE検査計画を採択(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 4月6日発】EU常設獣医委員会(SVC)は、
4月5日、牛海綿状脳症(BSE)に感染している可能性のある牛(2歳以上)の
うち、10%以上を対象としてBSE検査を義務付ける提案を採択した。BSE感
染を的確に把握することなどを目的としており、2001年1月1日から実施する
こととしている。


米国産食肉の対中輸出開始と中国のWTO加盟問題(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 4月6日発】昨年の米中2国間合意に基づき、
先ごろ、米国産食肉の対中輸出が実質的にスタートした。こうした動きが、現在、
米国議会に提出されている対中NTR(通常貿易関係)恒久化法案の審議を加速化
し、中国の世界貿易機関(WTO)加盟の推進力になるのかどうか、11月に行わ
れる選挙も控え、不透明さを増している米国内の動向を追った。


酪農改革法案が成立(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 4月6日発】酪農乳業制度改革を実現させるべく、
豪州連邦政府が国会に上程していた酪農改革法案は、3月16日、4千5百万豪ド
ルの追加補償を加え、上院および下院を通過し成立となった。これにより、7月か
らの酪農改革の実施が正式に決定され、今後は、酪農生産者などに対する具体的な
補償方法の検討作業が進められる。


タイ、国内初の余乳処理施設に期待(full story)

【シンガポール駐在員 宮本 敏行 4月6日発】タイ酪農業協同組合はこのほど、
政府の肝いりによる国内初の乳幼児用粉ミルク製造工場の建設計画を公表した。生
乳生産量の増加に伴い、余乳処理対策がますます困難となる中、輸入品に対抗し得
る国産品を育成する面からも今後の同対策の目玉として、業界から大きな期待が寄
せられている。


過去最高の99年アルゼンチン家きん肉生産(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 4月6日発】アルゼンチン農牧水産食糧
庁が先ごろ発表した報告書によると、99年の家きん肉生産量は、と鳥羽数の増加
に加え、1羽当たりのと体重量が前年比3.0%増の2.75kgとなったことか
ら、前年比5.7%増の90万4千トンと過去最高を記録した。

 

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