ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年2月1日号(通巻422号)


EU委が2006年までの農畜産物需給見込みを公表(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 1月27日発】EU委員会は、このたび99〜
2006年の穀物、食肉および牛乳・乳製品等主要農畜産物の需給見込みを公表し
た。アジェンダ2000等を踏まえ、EUのほかEU加盟が見込まれる中・東欧諸
国についても報告している。


USDA、酪農家への直接補助金の交付を発表(full story)

【ワシントン駐在員 本郷 秀毅 1月27日発】米農務省(USDA)は1月1
9日、最近の生乳価格の低迷に対する支援対策として、総額1億2千5百万ドル
(131億円)に及ぶ、酪農家に対する直接補助金の交付を発表した。酪農家1戸
当たりの直接補助交付対象数量の上限は260万ポンド(1,179トン)とされ
ている。


生体家畜輸出に係るデータを上方修正(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 1月27日発】豪州食肉家畜生産者事業団(ML
A)は、先週、これまで公表していた生体家畜輸出に関するデータを上方修正する
旨を発表した。これにより、昨年における生体牛の輸出頭数も大幅に上方修正され、
97年のピークに近い水準に達するとともに、と畜・肥育向け肉牛の供給が国内で
ひっ迫している実態が裏付けられた。


タイ政府、EU基準に基づく鶏に関する規則を制定(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 1月27日発】タイ畜産振興局は、EU基準
に合致する鶏の飼養・管理および保護などに関する規則を定め、99年11月15
日付けで関係者に通達した。主な内容は、鶏の飼養、輸送および処理段階において
苦痛などを与えないための規定がなされている。


甚大な被害をもたらしたウルグアイの干ばつ(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 1月26日発】ウルグアイにおける昨年
来の干ばつは、農業生産へ甚大な被害をもたらした。これに対し、ウルグアイ政府
は、被災農家に対する税金などの支払い期限の延長などを緊急支援策として承認し
た。これに先立ち、ウルグアイ農牧水産省は、干ばつによる被害地域への支援策を
発表している。

 

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