ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年5月23日号(通巻437号)


家畜用抗生物質等の販売量は近年減少(イギリス)(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 5月18日発】イギリス農漁食料省は、このほ
ど93年から98年における家畜用抗生物質等の国内販売量の推移を発表した。治療お
よび成長促進に使用される抗生物質およびその他の抗菌性物質製剤の販売量は、96
年までは年々増加したが、97年、98年は減少し、98年の販売量は94年とほぼ同水準
となった。


最近のカナダ養豚事情について(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 5月18日発】近年、カナダは、豚肉の国内
生産を着実に拡大させながら、輸出量を大幅に伸ばしてきている。こうした中で、
カナダ統計省は、今年4月1日現在の豚の飼養頭数が、わずかながら減少している
との報告を出した。しかし、養豚農家の経営環境は良好であり、また、制約要因と
されてきた国内の食肉処理施設の能力も向上しているため、しばらくは輸出余力が
衰えることはないと見て間違いなさそうだ。


豪州の生体牛貿易問題に新たな動き(full story)

【シドニー駐在員 幸田太 5月18日発】豪州とフィリピンの生体牛貿易問題に
ついて、政府間の協議が今月25日に開催されることが決まった。豪州は検疫上の問
題があるとしてフィリピンからの果実輸入を昨年から禁止している。これに対して
フィリピン政府は、豪州側の措置を不服とし、報復として豪州からの生体牛輸入制
限措置をとっているが、事態の収拾に向けて両政府が動き出した。


引き続き生産の拡大する畜産業(フィリピン)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 5月18日発】フィリピン農業省の発表した
2000年第1四半期の農業生産額を見ると、畜産業は昨年から引き続き増加傾向で推
移している。しかしながら、農業全体ではトウモロコシ生産量の大幅な減少などが
あり、前年同期比0.1%増とほぼ前年並みとなっている。政府では、今年の増加
率を4%と予測しており、今後のさらなる増加に期待を寄せている。


ブラジル、2000年の農業粗生産額は増加予測(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 5月17日発】全国農業連盟(CNA)
は先ごろ、ブラジルの2000年における農業粗生産額の第1回目の予測を発表した。
これによれば、作物部門(主要20品目)が前年比1.9%減、畜産部門(主要5品目)
が8.6%増と見込まれ、全体として2.2%の増加が見込まれるとしている。

 

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