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牛腸の食用利用を全面禁止(フランス)(full story) 【ブラッセル駐在員 山田 理 10月19日発】フランス政府は先般、牛海綿状脳症 (BSE)対策として、牛腸の食用向け利用を全面的に禁止する意向であることを 明らかにした。同国では、BSE発生件数が過去最高を記録しており、食品の安全 性を確保するための対策強化が求められていた。同国政府は、EUレベルでも同様 の措置の実施を求めていくものとみられており、今後の議論の動向が注目される。
2001年度農業関連歳出法案が可決(米国)(full story)【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 10月20日発】米上院議会は10月18日、2001年 度の農業関連歳出法案を可決し、クリントン大統領に送付した。予算総額は、約781 億ドル(約8兆4,400億円:1ドル=108円)で、うち価格低下や自然災害などに対処 するための農家への緊急支援措置として約36億ドル(約3,900億円)が計上された ほか、キューバなど5ヵ国に対する食料品および医薬品の禁輸措置が解除されるこ ととなった。大統領による法案への署名は、翌週にも行われる見通しが高い。
酪農生産者がスーパーなどに抗議デモ(豪州)(full story)【シドニー駐在員 野村 俊夫 10月19日発】豪州では、7月1日からの制度改革 で生乳取引が自由化された結果、飲用向け乳価が大幅に低下しているが、10月10日 から13日にかけて、各地の酪農生産者が、予想を上回る乳価の下落は大手スーパー が飲用乳メーカーによる値下げをあおったためだと非難して、当該スーパーなどに 対する全国的な抗議デモを繰り広げた。
養鶏団地の建設計画が進行(マレーシア)(full story)【シンガポール駐在員 宮本 敏行 10月19日発】マレーシア政府はこのほど、 2006年を目途として、各州に鶏肉生産のための養鶏団地を建設する計画を発表した。 政府は、養鶏業の団地化によって、長期的な鶏肉需要に対応する体制が確保される とともに、環境への影響も最小限に抑えることが可能になるとしている。各州は来 年までに用地を選定する予定であるが、一部には慎重論を唱える声も聞かれる。
大幅に増加したブラジルのトウモロコシ輸入(full story)【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 10月18日発】国家食糧供給公社(CON AB)がまとめた報告書によれば、今年1〜7月におけるブラジルのトウモロコシ 輸入量は、99年の輸入量を既に超過し、114万3千トンと大幅に増加した。また、99 /2000年度の需給報告によると、今年度の輸入量は、霜害による国内生産量の大幅 な減少から260万トンと見込んでいる。