ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年9月5日号(通巻451号)


EU、脱脂粉乳に対する輸出補助金を3割削減(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 8月31日発】EU乳製品管理委員会は8月2
4日、脱脂粉乳に対する輸出補助金の単価を翌25日から18.4%引き下げることを決
定した。8月に入って3週連続の引き下げとなり、月間での削減率は31.6%に及ぶ
大幅なものとなった。この結果、引き下げ後の単価は、ピークであった99年9月の
2分の1以下に低下している。


99年度の米国食肉会社ランキング(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 8月31日発】先ごろ、米国の食肉業界誌であ
る「ミート・アンド・ポルトリー」において、食肉産業各社の99年度販売高による
上位100社のランキングが発表された。これによれば、上位2社が昨年と入れ替わ
り、1位がIBP社、2位がコナグラ社となり、これに前年度同順位のカーギル社
が続く結果となった。


採卵鶏ケージ飼養の禁止案を否決(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 8月31日発】豪州・ニュージーランド農業・資源
管理評議会(ARMCANZ)は8月18日、動物愛護の観点から採卵鶏のケージ
飼養を禁止する提案について討議を行い、ケージ規格の改訂や新規格ケージの導入
義務化などを条件に、今後もケージ飼養を認めることを決定した。鶏卵業界関係者
はこの決定に安堵しているが、動物愛護団体は強く反発している。


拡大を続けるフィリピン畜産業(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 8月31日発】フィリピン農業省は、2000年
上半期の農業生産の動向を公表した。これによると、トウモロコシなど主要な作物
生産が減少に転じるなどしており、全体の伸び率も下がっている。畜産業も伸び率
は鈍化しているものの、拡大は維持している。しかし、全体の生産額は、鶏肉の価
格が低下するなど、農産物価格が全般的に低迷していることから、減少に転じてい
る。


アルゼンチン、ブラジル産鶏肉にダンピング制裁措置(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 8月30日発】アルゼンチン経済省は、
7月24日付け官報で、アルゼンチン向けブラジル産鶏肉丸どりの最低輸出価格をサ
ジア社に対し0.92ドル(約98円)/s、アビパル社を含むその他の輸出業者に対し
0.98ドル(約105円)/sと設定し、輸出価格が最低輸出価格を下回る場合、その
差額相当分をアンチダンピング税として賦課する旨の決議を発表した。

 

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