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EUにおけるBSE検査状況(full story) 【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 7月18日発】ギリシャ農業省は7月3日、同 国で初めての牛海綿状脳症(BSE)感染が確認されたと公表した。これは、本年 1月からEUで義務付けられたBSE検査において確認されたものである。また、 EU委員会は7月2日、2001年1〜5月にEU加盟各国で実施されたBSE検査結 果を取りまとめ公表した。同期間のBSE感染確認頭数は571頭となっている。
米下院農業委員長、次期農業法の素案を公表(full story)【ワシントン駐在員 樋口 英俊 7月17日発】米下院農業委員会のコンベスト 委員長(共和党、テキサス州)らは7月12日、次期農業法の議論のたたき台となる 素案(コンセプト・ペーパー)を公表した。この中には、作付け自由化の維持、現農 業法で廃止された目標価格の復活、環境保全や輸出促進事業の強化などが含まれて いる。同委員長は、この案に基づく集中的な公聴会、討議を経て、8月2日の夏季 休会入りまでには、同委員会での法案の詰めを終えたいとしている。
飲用乳の総消費量が10年ぶりに減少(豪州)(full story)【シドニー駐在員 野村 俊夫 7月18日発】豪州酪農庁(ADC)が7月10 日に公表したところによると、2000/01年度(7〜6月)の国内飲用総乳消 費量は、今年3月までの累計で前年同期比1.2%減となり、10年ぶりに減少す ることが確実となった。1人当たりの飲用乳消費量は、既に95/96年度をピー クに低下しつつあるが、総消費量の減少は乳業関係者に新たな衝撃を与えている。
生体豚価格安定により国内生産が活発化か(ラオス)(full story)【シンガポール駐在員 小林 誠 7月19日発】ラオス農林省畜水局によれば、 同国では、昨年、隣国タイにおけるチャロン・ポカパン(CP)グループなど大手に よる豚の大量放出により、生体豚価格が大幅に下落し、国内の養豚が危機に瀕して いたが、タイ側の動きが落ち着きを取り戻したことから、今年中盤に入って回復基 調に転じている。同局は、畜産を北部諸県の貧困および環境保護対策の柱にしたい としており、生体豚市場の安定による養豚の活発化を期待している。
日亜研究協力プロジェクトの成果に期待(full story)【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 7月17日発】99年にスタートした国際 協力事業団(JICA)のアルゼンチンにおける「環境保全型家畜生産システム研 究協力プロジェクト」は、アルゼンチンの家畜生産と環境保全を調和させる今日的 課題に取り組んだプロジェクトとして注目されており、その成果が期待されている。