ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年6月12日号(通巻487号)


EU委、各国関係者と農業・食品問題で意見交換(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 6月7日発】EU委員会フィシュラー委員(農
業・農村開発・漁業担当)およびバーン委員(保健・消費者保護担当)はこのほど、
スウェーデン、アイルランド、ドイツにおいて、消費者、農家、食品、小売業界お
よび有識者の代表と農業・食品に関する意見交換を行った。今後、ほかの国でも同
様の意見交換会が予定されており、来年の共通農業政策中間見直しを控え、広く関
係者から意見を募ることとしている。


立場の違いが際立ち始めた米国の酪農・乳業界(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 6月7日発】米農務省(USDA)が5月31
日に行った脱脂粉乳の買上価格の引き下げが、米国の生産者、乳業者それぞれの立
場の違いを鮮明なものにしている。これは、近年、輸入が急増している濃縮乳たん
ぱくをめぐる問題とも密接に関係しており、議会での関連法案の審議も含めて、今
後の動向が注目されるところとなっている。


新年度予算で輸入検疫検査体制を強化(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 6月7日発】豪州連邦政府は、口蹄疫などの外国
からの伝染病の侵入を水際で阻止すべく、2001/02年度(7〜6月)の連邦予算に
約6億豪ドル(約370億円:1豪ドル=62円)を計上し、輸入検疫検査体制を大幅
に強化することを明らかにした。一方、万一伝染病が発生した場合を想定した官民
協力による緊急対応策の策定も大詰めを迎えている。


OIE、ミンダナオを口蹄疫清浄地域に認定(比)(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 6月7日発】フィリピン南部のミンダナオ島を
中心とする地域が、5月27日〜6月1日にパリで開催された国際獣疫事務局(OI
E)の第69回総会において、口蹄疫のワクチン不接種清浄地域に認定された。今回
の決定により、同国では、畜産物生産余力のあるミンダナオ島などから、他の清浄
国への輸出も可能になるとして、畜産物の輸出振興に対する期待が高まっている。


南米の口蹄疫に係る衛生ステータスに大きな変更(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 6月7日発】国際獣疫事務局(OIE)
本部で第69回年次総会が開催され、口蹄疫に関する南米諸国の家畜衛生ステータス
が変更になった。口蹄疫発生でウルグアイとアルゼンチンはワクチン不接種清浄国
の認定が留保され、一方、ブラジルはワクチン接種清浄地域を大きく広げた。

 

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