ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年11月6日号(通巻507号)


グレートブリテンからの豚肉、牛肉輸出を再開(イギリス)(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 11月 1日発】EUの常設獣医委員会(SVC)の
先の決定を受けて、グレートブリテンの一部地域について豚肉輸出禁止措置が、10
月22日に解除された。同24日に開催されたSVCでは、豚肉の輸出可能地域の拡大
とともに牛肉の輸出再開も認められた。さらに、めん羊・ヤギについても、11月初
めに開催されるSVCの次回会合で審議される予定である。口蹄疫の発生から8ヵ
月を経て、同国産食肉のEU域内への本格的輸出再開に何とかめどが立ったと言え
る。


ハーキン上院農業委員長、次期農業法案を提案(米国)(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 11月 1日発】米連邦上院農業委員会のハーキ
ン委員長(民主党)は11月1日、自らが提案する次期農業法案のアウトラインを公
表した。これによって、上院では、下院本会議を通過している法案と、ルーガー前
委員長(共和党)が提案する法案を含む3本の農業法案が出揃うことになる。ハー
キン法案の内容は、同氏がかねてから提唱してきた環境保全対策の拡充や、他の2
法案とは異なる農家セーフティ・ネットの創設が大きな特徴として挙げられる。


巨大企業フォンテラ始動(NZ)(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 11月 1日発】ニュージーランド(NZ)の協同組合
系乳業会社フォンテラ(旧グローバル・デイリー・カンパニー)は10月16日、会社
として活動するための正式な手続きをすべて完了したと公表した。今後の展開は、
オセアニアだけにとどまらず巨大な乳製品の世界企業を目指している。


フィリピン版「白の革命」を提唱(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 11月 1日発】フィリピンのモンテメーヤー農務
長官は、先月末にミンダナオ島のダバオ市で開催された第7回酪農会議で、「白の
革命」と称される一連の酪農・乳業振興策の概要を説明した。現在、同国の牛乳・
乳製品自給率は1%に満たないが、この振興策では、乳用牛頭数の急速な増加と国
内乳業者の処理効率改善によって、自給率の向上を図ることを目的としている。


ブラジル農相、01/02年度の作付意向調査結果を発表(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 10月31日発】ブラジル農務省プラチニデ
モラエス農相は10月23日、2001/02年度における主要な穀物および油糧種子(13品
目)について、第1回作付意向調査結果を発表した。これによると、トウモロコシ
の作付面積は前年度比3.7%減の1,250万ヘクタール、大豆は11.6%増の1,528万ヘ
クタールと見込まれている。

 

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