ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年11月20日号(通巻509号)


EU、脱脂粉乳に対する輸出補助を再開(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 11月15日発】EUの乳製品管理委員会は11月15日、
バター、脱脂粉乳および全脂粉乳に対する輸出補助金の単価引き上げを採択した。
引き上げ幅はいずれも、100kg当たり10ユーロ(約1,090円)で、改定後の単価は、
11月16日から適用される。この結果、脱脂粉乳については、2001年7月以来4ヵ月
ぶりに輸出補助が再開されることとなった。


WTO閣僚会議に対する米国内の反応(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 11月15日発】11月9〜14日にカタールのドー
ハで開催された第4回世界貿易機関(WTO)閣僚会議においては、長年の懸案で
あった中国と台湾のWTO加入が承認されるとともに、14日には閣僚宣言が採択さ
れ、新ラウンド交渉の開始が決定された。こうした動きに対する米国内の農業関係
者の反応について報告する。


フィードロット飼養頭数が最高記録を更新(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 粂川 俊一 11月15日発】豪州フィードロット協会(ALFA)
は11月9日、四半期ごとに行っている全国フィードロット飼養頭数調査の結果を発
表した。これによると、総飼養頭数は2001年9月末時点で74万2千頭となり、過去
最高を記録した今年6月の調査時点の69万3千頭からさらに7%増加し、記録を更
新することとなった。


鶏肉の卸売価格が大幅に下落(ミャンマー)(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 11月15日発】ミャンマーでは、飼料費の高騰な
どを原因として、採卵経営の採算が悪化していることから、初生ひなの需要が著し
く低下している。このような中、契約育すう農家で育すう後の卵用若鶏を販売して
いる、同国ふ卵業大手のミャンマーCP社は、卵用若鶏を肉用として大量に市場に
放出し続けており、卸売市場における鶏肉価格が大幅に下落している。


92年以降の最安値を記録した去勢牛価格(アルゼンチン)(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 11月14日発】アルゼンチンでは、2001年
3月の口蹄疫発生による主要な輸出市場の閉鎖により、肉牛供給が過剰となったこ
となどから、生体牛価格が大幅に下落している。アルゼンチン農牧水産食糧庁(S
AGPyA)によると、リニエルス家畜市場における10月の生体1kg当たりの去勢
牛平均取引価格は、前年同期比25.8%安の0.669ペソ(約82円)となり、兌換法導
入の翌年に当たる92年以降の最安値を記録した。

 

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