ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年10月2日号(通巻502号)


イギリス、新たな家畜移動に関する制度を導入(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 9月27日発】イギリス環境・食料・農村地域省
は先般、伝統的に家畜の販売・移動が活発化する時期を控え、家畜移動に関する新
たな制度の導入を公表した。この制度は、口蹄疫(FMD)清浄化の度合いにより、
各郡を3つに区分し、各区分間の家畜移動に関するルールを明確化したものである。
その目的は、FMD感染拡大の防止を図る一方で、家畜飼養者の農業活動を円滑に
するとともに、将来的には清浄地域の畜産物について、EUへの輸出解禁を狙った
ものである。


プライベートブランドがアイスクリーム市場のトップ(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 9月28日発】米国の業界誌に発表されたスー
パーマーケットでの販売高(2000年6月18日〜2001年6月17日までの52週)による
アイスクリームのブランドランキングによれば、小売店による独自のブランド(プ
ライベートブランド)が23%のシェアを占めて第1位、これにブレイヤーズ、ドレ
イヤーズ/エディーズ・グランドなどが続いている。


豪州、乳製品輸出額30億豪ドル突破(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 9月27日発】豪州酪農庁(ADC)は、2000/01
年度の乳製品輸出額が初めて30億豪ドル(約1,800億円:1豪ドル=60円)を突破
したことを発表した。国内生乳生産量は天候不順や昨年7月に実施された酪農乳業
改革の影響により前年比で2.7%落ち込んだものの、豪ドル安と堅調な国際市況に
支えられ、好調な輸出を物語る結果となった。


初生びなの価格が大幅に下落(ミャンマー)(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 9月27日発】ミャンマーでは、飼料費の上昇
を主な原因として、養鶏産業の収益性が低下していることから、8月中旬以降、初
生びなの売れ行きが落ち込む中、価格が大幅に下落している。このような状況の下、
多くのふ卵場は行き先を失った初生びなであふれており、この状況が長引けば経営
が立ち行かなくなるふ卵場も出てくるとみられている。


2001年第2四半期、ウルグアイの牛肉輸出急減(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 9月26日発】ウルグアイ国立食肉院
(INAC)によると、2001年第1四半期の同国の牛肉輸出量(枝肉ベース)は7
万9千トンと前年同期比4%減にとどまったが、第2四半期は3万7千トンと前年
同期比47%の大幅な減少となり、同年上半期では11万6千トンと前年同期比24%の減
となった。

 

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