ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年10月30日号(通巻506号)


EU農相理事会におけるBSEの近況報告など(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 10月25日発】10月23日のEU農相理事会におい
て、バーン委員(公衆衛生・消費者保護担当)から牛海綿状脳症(BSE)について、
フィシュラー委員(農業・農村開発・漁業担当)から牛肉市況について報告が行われ
た。2001年1〜8月の(BSE)迅速検査実施総数460万頭のうち、381頭でBSE
感染が確認された。また、最近の牛肉消費量は1年前の問題再燃時に比べかなり回
復してきており、2001年の消費量としては対前年比10%減と見込まれている。


2001年の農業所得、畜産部門は好調(米)(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 10月25日発】米農務省(USDA)は先ごろ、
2001年の農業所得見通しを発表した。これによれば、畜産について、前年を大幅に
上回る伸びが見込まれており、農業所得全体の増加に大きく寄与している。また、
コストについては、昨年来大きな問題となっているエネルギーコストの増加が、肥料
価格にも反映されてきており、今年の作付けの決定に影響を与えた要因の1つとも
指摘されている。


NZ酪農乳業は今後も拡大基調の見通し(full story)

【シドニー駐在員 粂川 俊一 10月25日発】ニュージーランド(NZ)農林省
は先般、NZ農林業の現状と見通しについて公表した。その中で酪農乳業について
は、今年前半の南島と北島南部における干ばつが引き続き2001/02年の生乳生産に
影響を与える可能性は高いとしながらも、この10月に正式に設立されたフォンテラ
の一層強固になった生産力・販売力を背景に、生乳生産、乳製品生産・輸出とも拡
大基調の見通しである。


ブロイラーの価格低迷を懸念(インドネシア)(full story)

【シンガポール駐在員 宮本 敏行 10月25日発】近頃、ブロイラーの生産過剰や
不正輸入の増加などによる価格の低迷から、インドネシア各地の小規模養鶏農家の
経営が不振に陥っている。地域の養鶏業が抱える問題は様々であるが、ブロイラー
価格の価格低迷を食い止めるためには、正確な情報の提供や大手企業の市場独占の
禁止措置など、生産者の立場に立った行政施策が求められている。


フィードロット特別セミナー開催される(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 10月19日発】ブエノスアイレスで、フィ
ードロットに関する特別セミナーが開催された。このセミナーでは、参加した多数
の生産者に対して、学識経験者や業界関係者が、フィードロット生産への技術的ア
ドバイスおよび食肉流通や販売で同国が抱える特殊事情と解決すべき課題などにつ
いて講演した。

 

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