10月の需給概要
国内の主要畜産物の短期需要動向を毎月トレースします
・原データは、巻末の参考資料を参照してください。
・()内の数値は、対前年増減率です。
・牛肉および豚肉の数量は部分肉ベースです。
◇トピックス
◇牛 肉 卸売価格、高水準続く
交雑種去勢2、3等級は9カ月連続で前年同月をかなり上回り、1,202円/kg(東京・
省令、14.0%)となった。
◇豚 肉 仲間相場、下級部位が高水準
国産品、輸入品とも共通して、うで、バラ、ももなどの下級部位の価格が高水準と
なった。
◇鶏 肉 輸入調製品、過去最高の2万5千トンに
鶏肉輸入量が半減している一方で、調製品の輸入量は、5月以降高水準を維持し、
10月は過去最高の2万5千トンとなった。
◇牛乳・乳製品 生乳生産量、4カ月連続で前年同月を下回る
生乳の用途別処理量は、牛乳等向けが2.9%減、乳製品向けが1.4%減と、前年同
月を下回った。
◇鶏 卵 鶏卵価格続高し、輸入量増加
鶏卵価格は、10月に入っても高水準を維持し、年末の最需要期に向け加工用鶏卵
が不足しているものと見られ、輸入量が対前年を40%上回った。
◇飼 料 配合飼料価格、44カ月連続で前年同月を上回る
8月の配合飼料価格は43,535円/トン(15.6%)と前年同月をかなり大きく上回
った。
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