3月の需給概要

調査情報部調査情報第一課

国内の主要畜産物の短期需給動向を毎月トレースします
・原データは、巻末の参考資料を参照してください。
・()内の数値は、対前年増減率です。

  • ◇牛 肉 枝肉卸売価格、依然堅調

     3月の枝肉卸売価格(東京)は、去勢和牛が(A4)2,164円/kg(1.9%)、乳用種去勢牛(B2)が905円/kg(7.7%)、交雑種去勢牛(B3)が1,524/kg(3.7%)、省令価格1,351円/kg(4.9%)となり、いずれも前年同月を上回った。卸売価格は16年度同様引き続き、堅調に推移している。
  • ◇豚 肉 17年度の豚肉推定出回り量は、8年ぶり前年度をわずかに下回る

     17年度の豚肉供給量(生産+輸入−輸出)は、生産量がと畜頭数のわずかな減少を反映して869,569トン(▲1.6%)となる一方、輸入量が879,169トン(1.9%)とわずかに上回ったことから、全体としては、1,748,694トン(0.1%)となった。

     しかし、推定出回り量は、1,716,172トン(▲0.2%)となり、平成10年度以降前年度を上回って推移してきた推定出回り量は、8年ぶりに前年度をわずかに下回った。
  • ◇鶏 肉 むね肉の卸売価格、5カ月ぶりに下落

     国産鶏肉のむね肉卸売価格は、鶏肉輸入量の減少を背景に、価格が高水準に推移していたが、これまで、堅調であった業務用、加工用需要の引き合いが弱まり、3月の卸売価格は1キログラム当たり220円(東京)と5カ月ぶりに前年同月を下回った。

     一方で17年度の鶏肉生産量は1,292,981トン(4.1%)と5年連続で前年度を上回って推移しており、卸売価格への今後の影響が注目される。
  • ◇牛乳・乳製品 生乳生産量、ほぼ前年度並み

     3月の生乳生産量は、北海道が324,013トン(0.7%)、都府県が384,867トン(▲2.1)となり、全体で708,880トン(▲0.8%)となった。

     17年度の生乳生産量を見ると、北海道が3,882,645トン(1.6%)と前年度を上回ったが、都府県が4,408,889トン(▲1.2%)と前年度を下回った結果、全体で8,291,534トン(0.1%)とほぼ前年度並みとなった。
  • ◇鶏 卵 17年度の鶏卵輸入量は前年度を12.4%上回る

     貿易統計による17年度の鶏卵輸入量(殻付き換算)は、150,960トンとなり前年度を12.4%上回った。これは、生産抑制などにより昨年度の卵価が高水準であったため、実需者が加工用原料の鶏卵を一部輸入品にシフトさせたことによるものと推察される。

     前年度に比べ、国別では米国、カナダなど、種類別では殻付き鶏卵、全卵粉の輸入量が増加した。


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