- ◇豚 肉 輸入量、3カ月ぶりに前年同月を上回る
財務省「貿易統計」による2月の豚肉輸入量(部分肉ベース)は、冷蔵品16,679トン(30.3%)、冷凍品42,353トン(▲3.6%)となり合計で59,052トン(4.1%)となった。輸入先国別にみると、米国17,669トン(0.4%)、カナダ12,336トン(▲22.2%)、デンマーク17,493トン(19.5%)、その他の国11,554トン(34.1%)となり、特に先月、先々月と低水準となったデンマークから冷凍品の輸入量が大幅に増加した。
- ◇鶏 肉 輸入鶏肉の卸売価格高止まる
世界各地で鳥インフルエンザがまん延し、輸入動向の先行き不安から、鶏肉の輸入量は2カ月連続で前年同月を大幅に上回って推移しており、輸入品在庫量も11万8千トンと前年を65.5%上回る勢いで積み増しされている。
このような状況の中、輸入鶏肉にあっても卸売価格は米国産骨付きもも肉がキログラム当たり313円(8.3%)、ブラジル産骨付きもも肉が同450円(12.5%)と卸売価格は高止となっている。
- ◇牛乳・乳製品 脱脂粉乳の大口需要者向販売価格、前年同月を下回る
農林水産省が公表した2月の乳製品大口需要者向販売価格は、バターが947円/kg(▲0.4%)、脱脂粉乳が13,071円/25kg(▲1.4%)と前年同月を下回り、そのほかの乳製品も前年同月を下回った。脱脂粉乳は、14年4月以降47カ月連続で前年同月を下回っている。
- ◇飼 料 配合飼料工場渡価格、前年同月とほぼ同水準
12月の配合飼料の工場渡価格(全畜種加重平均価格)は、40,119円/トン(0.6%)と、前年同月とほぼ同水準となった。17年1月から9月まで前年同月を下回っていたが、10月以降、3カ月連続でほぼ同水準となっている。
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