2月の需給動向

調査情報部調査情報第一課

国内の主要畜産物の短期需給動向を毎月トレースします
・原データは、巻末の参考資料を参照してください。
・( )内の数値は、対前年増減率です。

  • ◇牛肉 枝肉卸売価格(東京、省令)、3カ月連続で前年同月を下回る

     2月の枝肉卸売価格(東京、省令)は、3カ月連続で前年同月を下回る1,239円/kg(▲2.1%)となった。省令価格は、18年5月以降、ほとんどの月で前年を下回って推移している。特に交雑種去勢牛はB−3、B−2規格ともに昨年4月以降前年同月を下回って推移し、2月はそれぞれ1,404円(▲4.9%)、1,201円(▲5.6%)となった。一方、去勢和牛のA−3、A−2規格は、それぞれ1,907円(▲0.7%)、1,650円(▲2.1%)となったものの、A4以上は前年同月を上回って推移しており、和牛の卸売価格は依然として高水準で推移している。
  • ◇豚 肉 冷凍品輸入量、3カ月連続で前年同月を上回る

     貿易統計(財務省)によると2月の豚肉輸入量は65,938トン(11.7%)となった。内訳を
    みると冷蔵品17,183トン(3.0%)、冷凍品48,750トン(15.1%)となり、特に冷凍品の輸入
    量の増加が著しく、12月以降3カ月連続で前年同月を上回って推移した。
     しかし、従来冷凍品輸入量の3割を占めていたデンマークからの輸入量は、今年度に入り前年同月を下回る月が多く、2月の輸入量は13,478トン(▲23.0%)と前年同月を大幅に下回った。
  • ◇鶏 肉 ブラジルからの鶏肉輸入量、9カ月連続で前年同月を下回る

     貿易統計(財務省)による2月の鶏肉輸入量は20,778トン(▲39.2%)と前年同月を大幅
    に下回った。特に主要輸入国のブラジルからの輸入量は18,768トン(▲41.7%)となり、輸
    入価格(CIF)は18年5月以来10カ月連続で前年同月を下回った。なお、ブラジルでは、日本向け鶏肉輸出量の減少に加え、欧州における鳥インフルエンザ発生による消費の減少
    やレアル高などから、輸出量が8年ぶりに減少した。
  • ◇牛乳・乳製品 アイスクリームの生産量は、前年同月を15.3%上回る

     2月の生乳生産量は、624,474トン(▲2.7%)となり、乳製品向け処理量は271,913(▲2.9%)となった。乳製品の生産量は、バターが6,422トン(▲13.9%)、脱脂粉乳が14,439トン(▲8.6%)、チーズが9,018トン(▲3.5%)といずれも前年同月を下回った。一方、2月のアイスクリームの生産量は、前年同月を15.3%上回る8,182キロリットルとなった。アイスクリームは、近年、多彩な品揃えにより、女性を中心に購買頻度が高まっており、生産量も増加傾向で推移しているが、今年度は暖冬の影響もあり、11月以降の増加傾向が顕著なものとなっている。
  • ◇飼 料 2月の飼料用トウモロコシ輸入価格(CIF)、前年同月を49.1%上回る

     2月の飼料用トウモロコシの輸入価格(CIF)は、トン当たり25,316円(49.1%)ととなり、前年同月を大幅に上回った。トウモロコシの輸入価格は、昨年12月に2万円を超え、なお上昇しているが、12月の配合飼料の工場渡価格(全畜種平均価格、税抜)もトン当たり42,769円(6.6%)となり、15カ月連続で前年同月を上回った。



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