月報「畜産の情報」

2012年10月


ALIC


Monthly

目 次

【話題】

21世紀の畜産革命
〜工場的畜産からアニマルウェルフェア畜産への転換〜
オランダ・ワーヘニンゲン大学研究センター社会科学グループ 客員研究員 
日本獣医生命科学大学 名誉教授 松木 洋一



【需給動向】

-国 内-

◇牛 肉 平成24年4〜7月の牛肉輸入量、米国産の増加により前年同期比2.2%増

◇豚 肉 7月の豚肉家計消費は一定数量を維持、特売効果による需要増に期待

◇鶏 肉 国産鶏肉、前年を上回る消費が続くも価格は依然低迷

◇牛乳・乳製品 平成24年2月の酪農家戸数は前年比4.9%減、乳用牛飼養頭数も同1.2%減

◇鶏 卵 猛暑の影響により大玉の価格がさらに上昇

◇飼料 平成23年度飼料自給率は前年度比1ポイント増の26%
-海 外-

主要畜産国の需給

◇牛 肉
米 国
E U
豪 州 フィードロット産業、低調な日本向け輸出に加え、飼料穀物価格上昇を懸念
 
◇豚 肉
米 国
カナダ 豚飼養頭数、減少局面にいったん歯止めがかかるも、2013年は減少の見込み
E U 豚枝肉価格は高騰が続く一方、養豚経営は飼料穀物の供給不足を懸念
 
◇鶏 肉
米 国
タ イ
ブラジル 第2四半期の鶏肉輸出量は前年同期比増となるものの、生産量は減少
 
◇牛乳・乳製品 
米 国 生乳生産量は30カ月連続で前年同月を上回るも、今後の生産量は低迷
E U 生乳生産は天候不順で減産の兆し
豪 州 生乳生産は好調な滑り出し、輸出では飲用乳が増加
インド 今後の生乳生産量はモンスーンの降雨量に左右
 
◇飼料穀物
米国産トウモロコシ価格高騰を受け、エタノール政策見直しへ活発化
 
◇中国
市場価格下落に伴い、飼養頭数が増加

【調査・報告】

女性消費者の牛肉購買行動と購買価格に関する検討
京都大学大学院農学研究科 教授 広岡 博之


【海外情報】

美味で、多彩な台湾ソーセージ
財団法人中央畜産会 マーケティング班 邱 錦英
牛肉の付加価値を高める豪州のMSAプログラム
調査情報部 伊藤 久美

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