月報「畜産の情報」

2009年11月


ALIC


Monthly

目 次


【話題】

風土産業をめざして
ノースプレインファーム株式会社 代表取締役 大黒 宏


【需給動向】

-国 内-

主要品目の直近月需給

◇牛 肉 推定期末在庫、3カ月連続で前年を上回る

◇豚 肉 豚枝肉卸売価格の大幅下落により、調整保管を6年ぶりに実施

◇鶏 肉 中国産鶏肉調製品輸入に回復の兆し

◇牛乳・乳製品 飲用牛乳等の生産は前年割れが続くも、乳飲料は増加

◇鶏 卵 卸売価格上昇により、価格差補てん金は9カ月ぶりに交付されず

◇飼料 平成21年10月〜12月期の配合飼料供給価格は、約1,400円の値下げ
-海 外-

主要畜産国の需給

◇牛 肉
米 国 食肉パッカーの収益性悪化により牛と畜頭数は減少傾向
E U
豪 州 2009/10年度の主要3カ国への牛肉輸出は、減少する見込み
 
◇豚 肉
米 国
E U 9月の豚枝肉卸売価格は前月比4%低下
◇鶏 肉
米 国
タ イ 2009年上半期のブロイラー生産量はかなりの程度減少
ブラジル
 
◇牛乳・乳製品 
米 国 依然として乳価低迷に苦しむ酪農家
E U バター・脱脂粉乳とも卸売価格が回復基調で推移
豪 州 2009/10年度の生乳生産量は、過去12年で最低となる見込み
 
◇飼料穀物
FAO、2050年に向けた食料をめぐる情勢について公表
−高級専門家フォーラムの検討資料から−

-輸出ブランド-

鹿児島黒豚、ついにシンガポール市場へ


【需給解説】

牛肉の販売見通し調査の結果(21年度下期)について
〜和牛の販売が増加に転じるものの、消費者の低価格志向は継続〜

食肉生産流通部 食肉需給課長 藤野哲也、係長 菊池美智子


【調査・報告】

酪農協による農地の一元的管理とTMRセンターを活用した酪農経営支援体制の構築
九州大学大学院農学研究院 教授 福田 晋

中国の食肉消費をめぐる動向
〜第5回世界豚肉会議での報告と小売・外食事例〜

調査情報部調査課 調査課長 瀬島浩子、係長 藤原琢也


【海外駐在員レポート】

米国の食品安全をめぐる最近の情勢
ワシントン駐在員事務所 上田泰史、中野貴史

EUにおける家畜の流行性疾病への補償制度
ブリュッセル駐在員事務所 前間聡、小林奈穂美

豪州の気候変動政策と畜産分野での温室効果ガス排出削減の取り組み
シドニー駐在員事務所 玉井明雄、杉若知子


【海外トピックス】

◇北 米
米国牛肉・豚肉業界の大手JBS社、鶏肉業界大手のピルグリム・プライド社を買収
◇欧 州
欧州委、酪農危機に対する短期および中・長期的対策を提案
◇オセアニア
2009/10年度の冬穀物生産見通しは、上方修正(豪州)
◇アジア
鶏肉生産が堅調に推移(フィリピン)
◇南米
JBS社と第三位の牛肉パッカーが経営統合へ(ブラジル)



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