月報「畜産の情報」（海外編）

ALIC Monthly

目  次

◇北米: 高まる牛肉などへ国内産・輸入物の表示義務付けに関する論議 (米国); 乳調製品の輸入急増問題に関する報告書を公表（カナダ); 農産物輸出促進事業の対象数量を発表（米国)
◇欧州: 今後の共通農業政策の改革では環境対策にテコ入れ (EU); 98年度農産物政策価格パッケージ案に合意(EU)
◇大洋州: 二大酪農協、戦略的提携に合意（NZ); 規制緩和で飲用向け乳価は引き下げ (豪州); 生体牛輸出、新たな市場開拓に期待 (豪州)
◇アジア（中国、マレーシア、ほか）: 秋収穫食糧の生産増に大きな期待 (中国); 採卵鶏経営、98年は回復の見通し（マレーシア); 供給減で豚肉価格が回復（タイ); 新政権に輸入牛に対する補助を要請（フィリピン)

◇駐在員レポート: シドニー駐在員から－豪州食肉業界の再編の全容とその影響について
　　　　　1　はじめに
　　　　　2　再編の背景
　　　　　3　食肉産業戦略計画
　　　　　4　1997年豪州食肉家畜産業法
　　　　　5　政府・業界の「合意書」
　　　　　6　ミート＆ライブストック・オーストラリア
　　　　　7　AMPCおよびライブコープ
　　　　　9　おわりに; 　; ブラッセル駐在員から－バーツ下落後のタイ鶏肉の輸出動向
－タイ鶏肉業界にとって追い風に－
　　　　　はじめに; 　　　　　96年以前は、価格の安い中国産へ
　　　　　EUマーケットでタイ産ブランドが浸透
　　　　　品揃え、正確なデリバリーなどがタイの強み
　　　　　バーツ下落によりパッカーの収益が好転
　　　インテグレーションの完備により収益に差　
　　　新型インフルエンザ問題は、鶏肉全体のイメージダウン
　　　中近東市場はEUとブラジルが競合
　　　輸出優先のタイの鶏肉流通
　　　 98年の日本向け輸出は、冷凍が11万トン、調製品が 4 万トン